東日本地区にお住まいの方は、Suicaをお使いの方も多いのではないでしょうか。JR東日本の発行している電子切符(と言うのか?)、というか、スイカです。
このSuicaは、電車に乗ったり、自販機で買い物をしたり、駅の売店で買い物をしたり、多くのコンビニなど、日本の中ではかなり使える場所の多いメジャーな電子マネーですね。
このSuicaで使った分で、きっちりポイント還元を活用するのは、退職金節約生活にとっては大変重要です。
これまで、JR東日本のシステムはとても複雑で、ポイントの呼び方や種類もばらばらだったし、各種カード毎に異なるwebサイトが乱立していたり、かなり使いにくいし、理解しにくいものでした。
五月雨式に、縦割り組織が、自分の都合で会社のシステムを作っていくと、こうなるのでしょうね。それはともかく、
最近、さすがにこのあたりのポイントシステムや、管理サイトが統合されてきたので、とてもわかりやすくなりました。この機会に、ちゃんと効率よく、suicaが活用できているか、確認されてみてはいかがでしょうか。
Suicaポイントとは
少し前は、SuicaはSuicaの独自ポイントがありました。Suicaポイントです。そしてSuicaポイントクラブというサイトがあり、そこにSuicaポイントユーザIDでログインしていろいろ管理していました。
これが、この3/31(奇遇にも早期退職日)に終了し、すべてJRE Point WEBサイトに統合されるのです。なんといっても、これでかなりわかりやすくなります。
Suicaを使うともらえていたSuicaポイントも、JRE POINTに統合されます。すっきりしますね。
SuicaポイントからJRE POINTへの移行は完了されていたでしょうか?残念ですが、2018年11/30で移行は締め切られてしまいました。今後はしっかりJRE POINTとして獲得していきましょう!
JRE POINT とは?
東日本(JR EAST)の統合ポイントシステムになります。
Suicaや後述のViewカードなどで獲得できるポイントをすべてJRE POINTに集約し、集めることも使うこともわかりやすくなりました。 Webサイトはこちらからどうぞ。
JRE POINTをためるには基本的には3つの方法がある。
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JRE POINTカードを使って、駅ビルなどのポイントのつくお店で買い物をすると1%のポイントをもらえる。
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Suicaを使って買い物すると0.5%または1%(ほとんど0.5%)のポイントをもらえる。
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Viewカードを使って買い物すると、0.5%のポイント。ビューカードを利用してSuicaへのチャージや定期券購入すると1.5%のポイントをもらえる。
このように、決して還元率は高くはないが、Suicaの利用頻度はかなり高いので(高い場合には)ちりも積もればとなる。
また、会社から現金支給で通勤定期を買う場合、自分のViewカードで定期を買えば1.5%もらえる。元の金額が大きいので、ちょっとしたお小遣いだ。
VIEWカードとは?
ここでVIEWカードも整理しておこう。VIEWカードはJR東日本の発行する専用のクレジットカードだ。VIEWカードはまたそのwebサイトがある。ここだ。
このあたりがちょっと煩わしいが、まあ、許容範囲だろう。
五月雨式にいろいろな仕組みを乱立させてきたので、このwebサイトにログインする場合にも、VIEW’s NET IDでログインとか、My JR-EAST ISでログインとか、わけのわからない状況がまだ継続している。
さらにJR的には、地域会社ごとにばらばらだし、なんとも悲しい状況になっている。
まあ、それはともかく、
JREのおかかえカードなので、様々なメリットがある。
代表的はものは、Suicaに自動でチャージする機能(チャージ残高が一定金額を切ると、このVIEWカードのクレジット機能から自動的にチャージしてくれる)は、このVIEWカードでしかサポートしていない。他の普通のクレジットカードでは自動チャージはできないのだ。
このSuicaの自動チャージは便利だ。毎日使うものなので、残高を気にしたり、機械でチャージする必要が一切なくなる。ある意味、Suicaを日常的に使うには、必須のカードと言える。
ただ、けちくさいのは、必ず年会費が発生することだ。安いもので477円/年なので、たいしたことはないのだが、それでも気になる。一度でもVIEWカードを使えば(たとえばSuicaへのチャージをするなど)年会費は無料になるので、実質的には無料なのだが(日常的に使っている限りでは)、使わなくなった場合に、退会手続きをしないと年会費を取られ続けてしまうというのが、なんともストレスなのだ。
しかし、他に選択肢がないので仕方ない。年会費無料のカード(ビュー・スイカ リボカード)もあるが、これは支払いがすべてリボ払い(分割払い)になる特殊なカードなので、リボ払いの手数料をとられてしまい意味がない。
現在のところ、年会無料でVIEWカードを手にするのは無理なようだ。
とにかくこのVIEWカードを手にいれよう。
前述のとおり、
- Suicaへのオートチャージすると1.5%, Suica定期券の購入で1.5%
- クレジットカードとして支払いすると、0.5%
- JR東日本のみどりの窓口で乗車券や特急券などをクレジット払いで購入したり、国内ツアー、Suica定期券購入なども1.5%
のJRE POINTを獲得することができる。
すべてをJRE POINTに結合する方法
すこし混乱してきているかもしれない。もう一度整理しよう。
まず、Suica(モバイルSuicaも)に上記のVIEWカードを使ったオートチャージを設定(登録)する。Suicaアプリから設定するだけだ。このSuicaアプリもとてつもなく使いにくい、旧石器時代のGUIを持つ糞アプリだが。
さらにJRE POINT WEBページでVIEWカードを登録することができる。上記のVIEWカードを使用してもらえるポイントは、すべてJRE POINTに統合される。
同じく、JRE POINT WEBページでSuicaの登録もできる。そうすると、上記のSuicaの利用でもらえるポイントも同じJRE POINTの財布に加算されることになる。
このように、あなたの持つ、Suica(モバイルSuica), JREカード、VIEWカードがすべてこのJRE POINTに統合され、結合され、その利用によって得られるポイントは、すべてあなたの一つの財布(JRE POINT口座)に集まることになるわけだ。
例えば、
- 横浜駅の駅ビルで10,000円買い物して、JRE POINTカードを提示し、支払いはVIEWカードのクレジットカードで支払った。JRE POINTカードで1%の100p、VIEWカードのクレジット払いで0.5%の50pをゲット。
- お腹がすいたので、コンビニでお弁当を買い、suicaで1000円支払った。5%で5pをゲット。
- suica残高が減ったので、VIEWカードから自動的に10000円チャージされた。1.5%の150pをゲット。
と、今日1日で、これらポイントの合計、305pが、あなたのJRE POINTとして加算されるということになる。繰り返して言うが、あくまでもちりも積もればである。
もちろん、このJRE POINTはSuicaの残高にチャージすることができる。要は、1 JRE POINT = 1円としてSuicaで使うことができるということだ。
ポイントの二重ゲット忘れに注意
JRE POINTをゲットできる駅ビルで買い物をする時、そして支払いはSuicaやVIEWカードでする場合に、JRE POINTはそれはそれで獲得することを忘れないようにしてください。
例えば、ファミマで買い物するとき、PayPayで払えば20%還元があるけど、同時にTポイントカードを提示しないとTポイントをゲットし忘れちゃうのと一緒です。
SuicaやVIWEカードで払ったからと言って、この買い物でのJRE POINTがゲットできるわけではありません。
JRE POINTの加盟店で買い物するときには、ご注意ください。
このJRE POINT加盟店の買い物でJRE POINTをゲットするには、JRE POINTのロゴのあるカードを提示する必要があります。例えば、
こういうカードですね。
昔、VIEW Suicaカードを作った自分は、このJRE POINTロゴが入っていません。その場合、JRE POINTを取り損ねます。
改めてJRE POINTカードをゲットし、JRE POINT WEBサイトで登録する必要があります。そうすることでやっと、JRE POINTカード、Suica, Viewカードのすべてのポイントがひとつの口座で管理、その口座にポイント集約できることになります。
やっぱりちょっと複雑ですね。
諦めずに、まずはVIEWカードの獲得、してみてください!(今VIEWカードを作れば、JRE POINT番号(ロゴ)付きのカードをもらえます)