懲りずにまたフィリピンに来ているのだ。
今回は2週間ほど滞在の予定である。
先日購入した活動拠点にする予定のコンドミニアムの引き渡しが完了したので、そこで生活したり短期貸し出しできる準備をするのと、フィリピンでのファミリービジネスの準備が今回訪問の目的だ。
拠点も環境も整ってきたので、現地からリアルタイムで記事をアップしていきたい。
さすがに夫婦でフィリピンに行く回数も増えてきたので、費用を最小化しようと、成田からのLCC(Jet Star)を使ってみることにした。
格安LCCでフィリピンに行く
時期にもよるのであるが、ANAやJAL,PALなどの通常のフライトだと、ざっくり一人5万円かかるところを、LCC(Jet Star)であれば2~3万円で行ける。夫婦で10万円かかるところを5万円でいける、約半額の感覚である。
しかし実際には、羽田ではなく成田に行く交通費の違いや、受託荷物を運べないなどの各種制限から、そこまでのお得感はない。
今回は幸いにどうしても運ばなければならない荷物がなかったので、LCCを使って手ぶらでフィリピン出張をすることにしたのである。
成田には久しぶりに行った。
最近はもっぱら羽田便を使用していたのである。羽田であれば自宅からリムジンバスや電車を使っても1時間程度で行ける。なにか理由がなければ成田を利用する気にはならない。
今回は成田には成田エクスプレスを使ったのだが、3時間以上かかっている。やはり成田は無意味に遠い。このまま成田が日本の玄関口として生き残れるのか・・・・簡単ではなさそうだ。
LCCはターミナル3から
成田にLCC専用のターミナル(ターミナル3)が作られたことは、当時ニュースで聞いた記憶があるが、利用したのは今回初めてである。
成田エクスプレスの第二ビル駅で降りてから、まあ歩いて歩いて、ずっと歩くとターミナル3に到着する。大きな荷物を持っての移動は大変だろう。
ターミナル3のチェックインカウンターの様子である。
出発2時間前より早くカウンターに到着したが、すでに長蛇の列。事前にオンラインチェックインを済ませていたが、結局普通にカウンターでチェックイン手続きをすることになった(Jet STAR JAPANの場合はそうみたいだ)。並ぶこと1時間以上。すでに疲労困憊状態であった。
原因は単純に空いているカウンターが少ないから。
こういうところでコスト削減して販売価格を安くしているのかもしれないが、チケットを販売した客を時間内に捌いて搭乗させて定時に離陸するのはLCCでも当然の義務だ。
今回は、結局このチェックインの完了遅延が原因で出発が1時間以上遅れてしまった。
話ではやはりLCCは遅延・欠航、予定変更なども多いと聞く。安かろう悪かろうで生き残れるのか?・・・こちらも簡単ではなさそうである。
これが日本の玄関でよいのか?
上の写真ではなかなか伝えられないかもしれないが、ターミナル3は、かなりしょぼい。
イメージ的には、羽田や成田の1-2ターミナルがマンションとすると、ターミナル3は建築現場に立てられたプレハブの小屋という感じだ。
これは、LCC航空会社というより、成田空港の問題であろう。
安っぽい天井にはダクトがそのままむき出しになっている。
LCCが安い利用料で成田を使いたいのなら、この程度のターミナルしか提供できませんよ、という感じで、新たに安~くLCC専用に急ごしらえで作ったターミナル、という感じがあからさまだ。
日本の玄関口の成田のターミナルが、仮にLCC専用と言っても、あれでよいのか?日本人として恥ずかしくないのか?(そういうのは過去の栄光になっているのかもしれないが)
そう考えずには居られないチェックイン待ちの1時間であった。
そしてやっとフィリピンへGo
出発は1時間以上遅れ、ただでさえ夜遅い便だったので、フィリピン到着はほとんど日を跨ぐ時間になってしまった。
機内の様子だが、普通はあるビジネスクラス席はなく、エコノミー席がぎっしりと設置されており、さすがの満席。牛ぎゅう詰めでフィリピンへ。
最近はエコノミーでも当たり前の個人画面はなく、一切のエンターテインメントは提供されない。別料金で支払いをしないと、食事も飲み物も出ない。
今回は節約フィリピン出張がテーマなので、もちろん食事も飲み物も購入せず。搭乗前にターミナルのコンビニでおにぎりやサンドウィッチ、水やお茶を購入して機内に持ち込んだ。
ちなみに、ビールなどのお酒は、持ち込み品を機内で飲むことは、禁止のルールである。そう明記されているが、形式的なルールにしか見えない。
事前にアマゾンプライムビデオで、映画などをダウンロードしてきていたので、個人画面がなくても問題ないし、夕食はもちろんおにぎりやコンビニ弁当で十分だ。高いお金を払ってまずいエコノミー機内食を食べる気はしない。
このような点で基本料金をぐっと抑えてくれるのは大変ありがたい。人件費ケチって出発を後らせるのはダメだが。
フィリピンは高々4時間程度のフライトだ。そのぐらいであれば、もう何もサービスいらないから、黙って安く現地まで運んで下さい・・・・で良い気がする。ヨーロッパまで12時間のフライトでは、これはちょっと厳しいだろうが。
ということで、LCCを使って、我慢のフライトに耐え、マニラ空港に着いたのは夜中。さすがにマニラ空港のターミナルはガラガラで、さくっとタクシーに乗って、引き渡されたグレースレジデンスの自分の部屋に無事到着したのである。
さて、今回の滞在のメインは、マニラで始める商売の下見。
どうなるでしょうか。今回はできるだけリアルタイムで報告していくのである。
続く