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海外移住 フィリピンからこんにちは 5回目 店舗改装 第1歩

フィリピンからおはようございます。

週末の楽しいファミリー旅行も終わり、今回のフィリピン滞在もあと数日を残すことになった。

この記事を書いている今日は、フィリピン最終日。明日の朝にはもう日本に居ることになるのだ。

 

店舗の改装検討に着手

店舗の2階の現在状況だ。以前はクラブ(いわゆるフィリピンパブ)をやっていたようで、内装はそのままになっている。

2階の道に面した部分は、このようにバルコニーになっているので、ここに事務所を作る予定だ。まあ、事務所と言ってもプレハブレベルの簡素なものになるが。

建築会社のデザイナーが来て、改装の打ち合わせ中だ。実物を見たり、長さを図ったり、こちらのイメージを伝えたりして、彼らに最初の改装プランを作ってもらうわけだ。

おおよその工期や費用の見積もりももらう。

今週は都合2社の建築会社と打ち合わせをしたが、1週間ほどでそれぞれのプランが入手できる予定だ。その上で、さらにデザインを詰めていくことになる。

おそらく大幅な内装工事になるので、工期は3-5か月、費用は1~1.5千万円レベルのものとなるであろう。1階、2階とあわせると300平米近くなるので、大変だ。

工事期間中は家賃を払わないで済むように(または減額してくれるように)建物オーナーとの交渉も必要だ。キッチン用品などの価格調査も行って、大体の総予算を見極める必要もある。

やることは山積みなのだ。

 

ひとつの建築会社が、とり急ぎ、現状の図面を作ってきた。仕事は速そうだ。これをベースに、いろいろデザインを進めていくことになる。平面図だけでなく、3Dイメージができると、かなりワクワクすることになりそうだ。

今回の最大の目的であった、建築会社との内装工事打合せは無事終了した。あとは1週間後にメールで図面を受け取り、日本で経営チームミーティングをしてより具体的な検討を進めることができる。

 

フィリピンはカトリックの国

妻もカトリック信者であり、生活の中にいろいろ教会イベントが発生する。

今回の目的のもう一つでもあった、バハイ・ブレッシング(地鎮祭??)を執り行った。

ファーザー(父親ではない。神父だ。)を教会から自宅に招き、お祈りをしてもらうのだ。約15分程度のもので、あっという間に終わる。家内安全を願うのだ。日本では、家の建築を始めるまえに、神主さんを呼んでお祈りしてもらう地鎮祭があるが、そういうイメージだろうか。

フィリピンに帰ってくると、日本ではできなかった教会イベントを色々やりたがるので、ちょっと面倒だ。しかし、キリスト教はフィリピン人の生活の基盤になっている部分もあるので、今後ここで商売していくには、それを理解しておくことも大事であろう。

ちなみに、こちらで長年暮らしているある日本人の知り合いは、離婚裁判を17年続けているそうだ。フィリピンでは、基本的に離婚はできないのだ。よって、実質的に離婚するには、そもそも結婚したことを無効にする手続きとなり、その可否を裁判で争うのである。もちろん財産分与も大きな争点だ。

将来、自分もそういう目に遭わないことを願うばかりである。

 

日本食レストランめぐり

今回はライバル店の調査で随分と日本食レストランを訪れた。

写真は、マラテ地区のど中心にある、パンパシフィックホテル内にあるお店だ。ホテル内のお店なだけに、かなり高級感が漂う。価格もかなり高い。

味や料理、店の雰囲気に対する個人の好みもあるのだが、このマラテ地区では、「たなべ」とともに1,2を争うレベルだ。規模からすると、こことがっつり競合することは難しい。この一つ下のランク、しかし、雰囲気はトップレベルを狙っているのだ。

いろいろ回ったが、どこも皆、おいしい日本食を出すものだ。

価格は日本より安いが、激安という感じでもない。日本の居酒屋で一人5000円払うレベルが3000円で済む、というイメージだろうか。

現時点では、とにかくあらゆる日本食がそこで食べられるというのが、日本食レストランの基本になっているが(メニューはどこも電話帳みたいだ)、今後は味の競争、価格の競争、そこでしか食べられない固有メニュー、など他店との差別化を図っていく必要があるだろう。飲食業は誰にでも始められるだけに、厳しい世界だ。

 

明日は日本だ!

ということで、今回の約2週間の滞在は非常に充実したものになった。大満足である。

商売はまだまだどうなるか分からない。諦めることになるかもしれない。

海外で、特にフィリピンのように、法律やルールではなく、人とのコネや交渉による社会で外国人がビジネスをするのは本当に大変である。だまそうとするのはフィリピン人だけでなく、フィリピンに長期在住している日本人もそうだ。悪い人もたくさんいるのである。

そのリスクの一方で、日本の高度成長期のように、国の経済発展の流れの中で商売を広げていくチャンスがあることは魅力(メリット)だ。日本のような少子化・デフレ社会で新規に飲食業をやるのは、よほどの差別化なりアイデア、運が必要だ。世の中の成長(人口増、収入増、物価上昇)に身を任せるだけで、一定のビジネス規模の増加が見込まれるのは、ビジネスリスクを低減してくれる。

どうなるか不安もあるが、しかし、こういう経験、挑戦を第二の人生の中で始められたこと、それを可能にした人との出会いには喜びしかないのである。

さて、次回の記事では、コンドミニアムの貸し出し準備状況がどうなったかを写真でご報告して、今回のフィリピン訪問の記事最終回としたいのである。

     
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