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【海外移住】コロナ禍の中フィリピンに行ってみた(1)

現地より生中継なのである。

ということで、コロナ禍の中、わざわざフィリピンに来てみたのだ。

羽田からフィリピン航空でマニラまで、乗ってしまえば、わずか4時間弱のフライトである。台湾に行くのとあまり変わらない感覚だろうか。これがフィリピンの地理的魅力である。

シンガポールやタイも良い国だが、少しばかり遠い。フライトで6時間以上は、ちょっと辛くなってくる。4時間は、食事して、映画1本見ればあっという間にすぎてしまう。フライトも安ければ往復4万円台で購入することができる。この手軽さが、フィリピンの最大の魅力であろう。

上の写真は飛行機の中だ。防護服やマスクをつけているのは、マニラ到着後に飛行機に乗り込んできた検査官である。こうして、物々しく、乗客全員の体温を測っていくのだ。

ちなみに、いわゆるCAさんも、搭乗中、ずっと同じ服装をしていた。まるで飛行機に乗っているというより、隔離施設に閉じ込められている感じがした。

基本的に乗客全員も、マスクとフェイスシールドの着用が強制される。

やはりなかなかの規制状況だ。

ちなみに、上の写真は、出発前の羽田のターミナルの状況だ。いつもは賑わっているブランド店も軒並み閉店している。ちょっとした売店もだ。

開いていたのは、数件の食品店と免税店だけだ。

人通りも少なく、写真のように、まるでゴーストタウンと化している。なんとも異様な光景である。経済復興など、遠い先のことにように感じてしまうのである。

苦痛のPCR検査

フィリピン到着すると、まずはPCR検査が行われる。
写真がその実際の現場だ。厳重な防護服に身を包んだ大勢の検査官が、乗客全員に対して検査を実施する。ちなみに、有料で1人4000ペソ(約8000円)を支払う必要がある。
検査自身は10分もかからないが、喉の奥と両方の鼻の穴の奥から検体を採取するのが、とてつもなく苦痛である。痛いというか、ツーンとする感じの強烈なやつだ。インフルエンザ検査の3倍ぐらい苦痛だ。それを両穴だからたまらないのである。
もうこれだけで、二度とコロナ禍ではフィリピンに来ないと決意するほどだ。
入国自体は、事前にVISAも取得していたし、妻も一緒なので、なんの問題もない。
事前に予約していたホテルに待機するためにタクシーで向かう。非常にスムーズな対応がされている。ノーストレスだ。この辺りは、タクシーを含めた公共機関を使わせないという、日本の無理ゲーなやり方とは違って好感触である。
PCR検査の結果が出るまでは、この指定ホテル(複数ある中で自分で選択して事前に予約したもの)に滞在する必要がある。
検査結果は登録したメールに送信されてくる。翌日の早朝にはメールが来ており、夫婦ともに無事陰性であった。
やっと自分の家に帰るのである。
随分と普段ではかからない費用が発生したもんである。前回の記事で記載したVISA所得費用に加え、PCR検査費用、待機ホテル宿泊費用などで3万円ほどかかってしまっている。

やっと自宅にたどり着く

今のところ、滅多に来ないフィリピンの自宅だが、やはり落ち着くものである。

高層マンションからの眺めは迫力で、いつも通りのように見える。奥の方にはグローバルシティ地区の高層ビルが立ち並び、その手前には古い街並みがごちゃごちゃと続く。

ここも先日の大型台風では結構な被害が出た様であるが、その気配はすでにない。

街中も、あまり大きくは変わらないように感じたが、歩く人々はマスクにフェースシールドの両方をつけている人が大多数だ。この辺りは、日本よりもはるかに防御意識が高いように感じる。

相変わらず人の数は多く、外出禁止が解除されてからは、それなりに人出も戻っているようだ。

自宅に戻りやっと落ち着いて、食事である。

もちろん、大好物のJolly  Beeである。

これを食べたくて、コロナ禍の中、わざわざフィリピンに来たと言っても過言ではない。

恐ろしい程に、宅配が発達しており、あらゆるものが、即座に自宅にデリバリーされる。いわゆるUber Eats的なサービスが充実しているのだ。この辺りのスピード感というのは、流石である。

     
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