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フィリピン移住  なぜフィリピンに惹かれるのか?

昨年末は初めてフィリピンで、クリスマス、年末年始を迎えたのだ。

妻の父母家族が住んでいる家が、マニラ市内、とはいえ少し郊外にある。年明け1月2日が義母の誕生日ということもあり、クリスマス、大晦日、年始までずっと妻の実家で過ごすこととなった。

妻の実家から見える風景である。遠くに見えるビル群がマカティなどの大都市部だ。一極集中で都市開発が進んでいるのがわかる。

水辺は、バイ湖である。巨大な湖であり、マニラ地区は東側がこの湖に面しており、西側はマニラ湾に面している。ちょっと海面が上昇したら、あっという間に水没しそうな地形なのだ。

マニラ都市部から車で40分ほどかかるが(渋滞前提)、すこし都市部を離れると、このような田舎の風景が多く残っている。田舎というか、近代的な都市開発の手が入っていないともいえよう。

湖に面した、いわゆる0m地帯であるが、人々はこの場所に勝手に家を建てて住んでいる。土地そのものは、国(自治体)のものである。そこに人々が勝手に住み始めて年月が経つと、なんとなくそこに住んでいいよということになるようだ。所有権まではどうかわからないが、少なくともちゃんと自治体に申請して、居住権的なものを得ることができる。

このあたり、土地に対する考え方が大きく日本人とは異なるようだ。土地・建物の所有権とか、名義とかにあまりこだわらず、住むところがあれば良いやという風にも見えるし、多くのフィリピン人の夢は自分の家を持つことだったりもする。このあたりはなんとも理解が難しいところである。

 

そんな話はどうでもよい。

とにかく、年末年始は妻実家に泊まり、クリスマスパーティ、大晦日パーティ、義母誕生パーティが繰り広げられたのである。

フィリピン人は、こういうお祝い事や、家族で集まって過ごす時間がもう大好きなのだ。1月2日の誕生日などは、新年のお祝いに合わせてやってしまえば良いだろうにと自分は思ってしまうが、それはそれ、年明けは家族中心でお祝いし、義母の誕生日は親族まで呼んでお祝いするのである。面倒くさくないのだろうか・・・・

そのようなお祝い事でよく用意されるのが、子豚の丸焼きである。頼むと自宅までデリバリーしてくれる。表面はからっと焼きあがっており、なかなかおいしい。昔からの定番の一品であるが、フィリピンでも1万円以上するのだ。かなりの金額である。都市部では特に、かなり物価も上がっており、都市で生活する場合の生活費は、日本に比べてあまり変わらない気がしている。もちろん、外食などせずに、ローカルの食堂でローカルの安い料理だけ食べて暮らしていればまた違うのだろうが、やはりずっとそういう生活を続けるのは難しい。

老後の海外移住の場合、決まった年金や貯金で暮らしていくケースが多いと思われるが、物価がどんどんあがるフィリピンでは、持っている年金や貯蓄の価値がどんどん下がるわけで、生活はすこしづつ厳しくなっていく。国が成長し、物価があがり、お金が回っていくのは良いことであるが、年金海外移住者にとってはあまり良いことではない。

 

クリスマスや年末年始はもちろん、家族の誕生日や記念日などに、家族・親族が集まって食事をともにしたり、写真のように、近所の子供たちと一緒にゲームをしながら年明けを迎えたり、フィリピンにはまだまだ古き良き昭和の風情が残されている。

この子供の数も、日本ではあまりもう見られない街の景色になってしまっていないだろうか。自分の住んでいる横浜の住宅地では、もう右を向いても左を向いても老人しかいない。学校近辺でしか子供を見ることがない。

フィリピンでは、どこに行っても数多くの子供が暮らしている。それがこの国の明るい未来の要素でもある。

面倒と感じることは少なくないのが本音だが、しかし、このような家族が寄り添って、助け合いながら暮らす生き方、多くの子供や若者のエネルギーが溢れた街、それは、日本人が切り捨ててしまった何か大切なもののような気がする。

フィリピンへの移住を決めたのは、そこにはこれがあるから、というのが大きな理由の一つであることは間違いがない。

もちろん、綺麗ごとばかりではない。多くの子供がいても、貧困のために犯罪に走ったり、命を落としたりと、大きな問題が数多くある。若者がいても、働かない怠け者ばかりが量産されているのでは国は栄えない。このような日本よりはるかに本質的で過酷な問題を抱えているのがフィリピンである。それを差し引いても、日本の風景の中よりも、この国のこのような環境の中で、残りの時間を過ごしたいと思ってしまうのである。

 

しかし疲れた・・・

しばらく妻実家は放っておこう。仕事に集中である。日本人としては、そういうフィリピンのスタイルに、たま~に触れるぐらいが丁度良いのである。

     
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