いよいよ2/10からフィリピンは開国となった。
日本からであれば、ビザなしで観光目的での入国が可能となったのである。入国後の強制隔離もない。
条件としては、ワクチン接種済であること、48時間以内の陰性証明があること、滞在期間中の旅行保険に加入していること、帰りの飛行機チケットを保有していること、である。
旅行保険の費用もかかるし、まだまだ飛行機チケットも高い。コロナ前は5~8万円で往復できたのだが、今では倍以上である。また、日本に戻るには3日間、強制隔離される。開国したとはいえ、よほどの理由がないと、ちょっとフィリピンに遊びに行こうという気にはならないであろう。1週間の休みを取っても、実質フィリピンで遊べるのは2-3日ということでは、それだけの高い費用を払うのは考えてしまうのが普通であろう。
とはいえ、大きな第一歩を踏み出したことには間違いがない。
こちらで立ち上げている日本料理店も、開業準備を加速させなければならない。
今週は、コックさんの実戦テストを行い、採用を開始したのである。
候補者に実際に店のキッチンでいくつかのメニューを料理してもらい、その手際やレベルを見て、採用可否を判断する採用テストである。日本料理店経験者を多く呼んだが、それでもかなりレベルが低く、なかなか苦戦したのだ。
日本食レストランで働いた経験があると言っても、エセ日本料理なので、でたらめなやり方で料理している。写真の寿司などは、ご覧のように、大きさがバラバラである。もちろん、彼は不採用となった。
3日間で30人ほどをテストしたが、なんとか合格ラインに到達したのは、5人程度。もっとテストを続けていかなければならない。1日中、キッチンに立ちっぱなしなので、立ち仕事に慣れていない自分はもうへとへと状態の最近であった。
コックさん候補者たちが作った料理である。
夜になって、この写真のように事務所で試食会を行ったのだ。寿司、刺身系なので、素材が良ければまあ、食べられないことはない。それなりに皆でおいしく頂いたのである。こうして、おいしいものを食べられるというのも、料理店のメリットである。
これからは、開店に向けて、様々な準備がさらに増えてくる。なんとも楽しい日々なのである。