前回の記事では、ボディ色の塗装までだった。ずいぶんと時間が空いてしまったのだ。
デカール貼り付け
ボディの乾くのを待って、デカールを貼っていく。このようなレーシングモデルは、デカールを失敗すると目も当てられない。うまくデカールを貼れるかどうかで、かっこよさが決まるのだ!
ボディストライプのデカールを貼っていく。付属のデカールはかなり貼りやすかった。強度は十分で破れるようなことはなかった。マークフィットにもよくなじんでくれた。何度も位置修正できる余裕があるので、ゆっくり焦らずやれば、貼り損なうことはないでしょう。
デカールは日本製キットより、こちらの方が好きなのだ。
ボディ下部のブラック部の塗装に入る。両サイド、前後フェンダー下部だ。これをいつのタイミングで塗るか(クリアー塗布後か、前か・・・)悩んだが、黒部分もピカピカにして問題なさそうだったので(見た目的に)、この時点で塗ることにしたのだ。
こんな感じで黒塗装完了です。
まだまだデカール貼りは続きます。
サイドのこのデカールは、なんか位置決めがしっくりこない。サイドの部分は穴あけ加工ができそうもないので、黒塗装をあとでやることになるが、実車情報も入手できず、適当にデカールを張り付けた感じだ。
この部分の穴あけ加工はかなり迷ったが、かなり目立つ場所だし、大きな開口部になる。外側の縁がまっすぐにならず、ガタガタになってしまうのではないかとか、横に走る部分が細くて、そこを避けてちゃんと穴を綺麗に開けられるのか・・・まったく自信がなく、台無しになる恐れがあったので、やめたのだ。うまく穴あけできた方、方法を教えてください!
と、なんだかんだとデカール貼りは無事完了!
クリア吹きと段差取り
次にクリアーを吹いていきますが、まずは、デカール保護のために、遠目から砂吹きで、デカール全体に軽く吹きかけます。
しっかり乾燥させたら、何回かに分けて、クリアーを塗布していきます。自分の場合は、EXクリアを1:2で希釈したものを素直に塗り重ねていく感じです。
今回はデカール段差をとりますので、4回ぐらい厚めに塗ります。
最低でも4日間ほど乾燥させて、中研ぎです。
クリアー中研ぎでデカール段差けし
ちょっとわかりにくいですが、若干デカール段差が見れます。
今回はこの神ヤスの4000番で段差消しを行っていきました。で、10000番まで仕上げます。
こんな感じで、綺麗に段差は消えました。
段差が消えたら、もう一度クリアーを2度ぐらい軽くかけて(しかし、艶がでるように、たれる寸前まで乗せます)、その後1週間は最低でも乾燥させます。
内装、その他の組み立て
ウィンドウパーツはすでに黒い窓枠塗装がされている。この辺りは助かる。
ヘッドライトカバーを、車体裏側から接着するという国産キットにはない造りになっている。実車では、ライトカバー周囲はブラックなので、写真のようにせめて縁だけでもガンダムマーカーペン黒で塗ってみた。
こんな感じ。このあたりの精度は高く、かなりパチっとボディとヘッドライトレンズがはまる。しかし、キットのばらつきもあると思うので、事前に入念に合いをチェックしておいた方がよいと思う。
実際のヘッドライトは、特に指定はないのだが、シルバーで塗って、上からレジン液をたらして硬化させた。なんかライトっぽく見えるかと思って・・・
リアのストップライトも、シルバーで塗って、その上から塗装済パーツであるクリアパーツを接着だ。
最後に穴あけ部分をブラックで塗った。変な感じになっちゃった・・・・このあたりの仕上げ能力がまだまだ低いなぁ・・・
途中かなりはしょったが、完成なのだ。
完成写真
かなりかっこいい。コルベットってこんなにかっこよかったのか!
組み立てでは、ウィンドウクリアパーツと、ボディの相が悪くて苦労した。事前に確認しておいた方がよい。
この角度もたまりませんな! 車高調整とか特にしていないが、タイヤとボディのフィット感もいい感じだ。
ちょっと塗装済みのリアランプの赤がおもちゃっぽいか。気になる方は、塗りなおした方がよいかもしれない。ちなみに、リアランプは、かなり周囲をくずらないと、ボディのアナにはまらなかった。
ふう、かっこよすぎる!!
海外製キットの割には、非常に精度も高く、安心して作れた。内装やエンジン部分はかなり適当なので、外見メインで考えた方がよいだろう。それでも十分満足できるモデルだ。
是非、レーシングカー系の入門として製作されてみてはいかがだろうか。