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怒りニュース:坊主憎けりゃ袈裟まで憎い

また理解不能なニュースを読んだ。久しぶりの怒りニュースだ。いや、ニュースへの怒りではなく、このニュースへの国民反応に対する怒りだ。

 

選手村への酒類持ち込み可 東京五輪事務局が説明

五輪事務局は、選手村では選手の部屋などへのケータリングサービスが利用可能で、その中には酒類の提供が含まれていることも明らかにした。  これに対し、立憲民主党柚木道義衆院議員は会合で「国民には外出自粛、(飲食店には)酒も出すなと言いながら、選手を特別扱いするのは心情的にも理解は得られない。やめることを検討してほしい」と指摘した。  共産党小池晃書記局長も記者会見で「オリンピックと名が付けば、お酒を出していい、飲んでいい。日本中の居酒屋が選手村に名前を変えるのではないか」と皮肉った。

この記事に対して、一般読者のコメントは、このような特別扱いをする判断への批判で溢れている。溢れているのだ!

先日、海外から帰国して、指定ホテルに隔離された際に、自室での飲酒や持ち込みまで禁止されていることへの違和感を記事にした。こちらだ。

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検査を何度も受け、陰性であるが、リスクを最小限にするために、3日間の強制隔離は、理屈が通っている。3日間をもっと強化してもよい。しかし、その話と、自室で一人でいる環境でも飲酒できない。自室から一歩も出ないのは大前提なのに飲酒できない、その理由と効果を誰も説明できないのに、そのような行動制限に対して皆が従順にしたがっている姿が気持ち悪い、という内容だ。批判は覚悟である。

上のニュースに対する読者コメントを読んで、同じ気味悪さを感じた。

コメントの大半の趣旨は、飲食店に対して酒類提供禁止させているのに、なぜオリンピック村では飲酒可能なのか?である。

これは単に、ある人に何かを制限したのなら、他の全員にも同じ制限かけないと不公平だと言う、日本独特の極度な感情的な横並び主義、階級主義に対するアレルギー体質、皆が中級であることに最大満足する中流平等主義の表れにしか見えない。

本来は、権力者の横暴な権力遂行を批判・抑止すべき野党までもが、与党を批判したいがばかりに、行動制限をかけろと声を上げることの危うさというか、アホさ加減。本当に理解できない。

さらにアホなコメントでは、お酒を飲むことぐらい我慢できないのかと批判している。アホなのか?問題はそこではなく、適切な理由もなく、お酒を飲むという日本では許されている行動が、第三者によって制限されてしまうことのストレスが我慢できないのだ。それに従わされる事が我慢できないのだ。お酒を飲んで運転するという禁止行為を許せという事ではないのだ。

先日の映画館はだめ、演劇はOKの話そのものだ。外国人に反論されたら、説明できる理屈がないので、すぐに手のひらを返す様が目に浮かぶようだ。

飲食店での酒類提供禁止は、その実質的な効果がどうなのかの評価は別として、理解可能な理屈はある。夜の繁華街への人出は、飲食店の休業や、酒類提供禁止で、明らかに減少可能である。人流、人出を減らせれば、当然、感染リスクを抑えることはできる。海外では、夜間外出禁止が多く使用されているのと同じ理由だ。日本ではそこまで制限できないので、休業要請や時短、酒類提供禁止などの施策に換えているわけだ。

それで飲食店が困窮しているのはわかる。かわいそうだ。しかし、それは休業補償などで救うべきであり、だからといって、その他の誰も彼もが市中ではなく限定された場所で酒を飲むことまで取り締まるというのは、もう、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いの展開ではないか?では、家で家族や友人と酒を飲むこともしないのだな?禁止なんだな?批判するんだな?もう何もせずに一人で家に閉じこもてるんだな、批判しているあななたちは?

オリンピック選手は、もちろん徹底的にPCR検査されており、市中に出歩るくことも制限されるであろう。これは仕方ない。市中にウィルスをまき散らすリスクは最小限まで抑えてもらわないと困る。しかし、その居住地であるオリンピック村の中で、自室にしろ、食堂にしろ、そこでの飲酒を禁止することに、どれだけの感染拡大防止効果があるというのだ。仮に酒類禁止で食事時に選手が宴会することを避けられたとして、結局、昼間のほとんどはマスクなしで練習や競技してるんでしょ?なぜ、飲酒するという行為だけにそこまで嫌悪感をむき出しにするのか。

これはもはや、感染抑止効果というよりも、飲酒とか酔っ払い(運転)に対する根底にある生理的嫌悪感やマイナス感情が、理屈を超えて批判バイアスを高めているとしか思えない。酒に酔いやすい体質(酒を分解する酵素を持っていない)のため言動が乱れやすい日本人という集団特有の感情とも言えるかもしれない。分解酵素を持つ欧米人は、ワインは水のかわりに飲むし、水より安い国もある。まったく、異なる文化や体質を持つ日本以外の多様性をまったく理解しようとしないし、尊重しようともしない。さすがに長い間鎖国して引き籠ってきた歴史を持つ国である。

本質的な問題は他にあって、選手ではなく、管理する人がいない海外メディア・関係者に対する対策はどうするのか?そもそもを言えば、この時期にオリンピックうを開催すること自身を正当化できる理屈はあるのか、である。ここには何も批判せずに、ちっちゃいどうでもよい話を批判して留飲を下げる人ほど、もし自分に直接関わる行動への制限をされると、今度は権利の侵害だと大声で批判するのであろう。

どうなってしまったんだこの国は。

 

     
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