なけなしの退職金を増やす方法として、ソーシャルレンディングに口座を作ったことを記事にした。下の記事だ。
退職金での節約生活で生き延びるには、いかにもらった退職金を使わないかの節約も大事だが、いかにもらった退職金を元手に増やすかも重要である。 いわゆる投資だ。 このブログでも、これから色々な投資の可能性を記事にしていきたいと思ってい[…]
SBIソーシャルレンディングに口座を作り、早速、投資してみたので、報告しよう。
今回は初めてということで、利率は低いが、貸し倒れなどのリスクがないファンドを選択して、お試し投資をしてみるのが目的だ。
ちょうどメールで案内がきた、不動産担保ローン事業者ファンドがよさそうだ。
ファンドの内容はこんな感じで、SBIのホームページ上などで確認できる。しっかり内容を理解し、確認しよう。
ここからわかるのは、
不動産を担保にとってお金を貸すローン事業者の事業資金として、私が投資したお金が、SBISL(SBIソーシャルレンディング)を通して、そのローン事業者に融資(貸付される)というものだ。
その不動産に対して、SBISLもある程度は抵当権を実行できる(完全な貸し倒れにはならない)ようだ。
運用期間は14か月。その間は途中解約は基本的にできない。
ファンドの内容は単純ではある。
SBISLがどこの誰にどういう判断で貸付を行うかは関知できない。それはSBISLにより判断、実行される。ここがしっかりした判断で貸付を行うかどうかが、この投資のリスクを大きく左右する。
出資を申し込むには、下のようなSBISLのページから、出資申し込みをすればよい。
出資申し込みをクリックすると、
赤丸のように自分の出資したい金額(投資額)を入力できるので、今回は20万円を投資してみる。
投資金額が正しいことを確認して、確定をクリックすれば、あっという間に投資の申し込みは完了である。これだけだ。
この後、指定された口座に、自分の銀行口座などから、20万円を振り込みする必要がある。振り込みしなければ自動的に投資はキャンセルされる。
あとは、募集期限後に、実際の貸し付けが始まる。
同様のSBISL不動産担保ローン事業者ファンドは、過去からずっと継続されており、過去の実績も閲覧できる。画面をここに転載するのはやめておくが、過去の実績では、
・これまで借り手(不動産担保ローン事業者)からの返済が遅延したり、返済不能(デフォルト)になったりした実績は一度もない。SBISLがより安全な相手に貸付を行ってきたということだろう。
・借り手である不動産担保ローン事業者への貸し付け利率は、だいたい5.x%で貸しているようだ。それに対して、SBISLの手数料利率が1.8%を搾取して、我々投資家における実質利回りは、平均で3.x~4%というところがこれまでの実績だ。
果たしてこの1.8%手数料が高いのかどうかというのは、今の自分には判断できない。結構手数料がとられるな・・・という感じがしないでもない。元は全部投資家の金で、SBISLはほとんどリスクないのに・・・
さて、今後14か月は、とにかく黙ってみておくだけだ。
2020年の5月あたりに完了ということか。
単純計算だが、仮に平均年利3.5%で完了できれば、14か月では約8000円程度の儲けということで、なんかばかばかしくも思える。何もせずにお金を増やすというのはこういうものか。
元本がゼロ(20万円を失う)リスクを犯して、最大でも8000円しか儲からない。1年ちょいかけて。それをどう考えるかだ。そもそも20万の投資って・・・(笑)
まあ、今回は練習ということで良いのだが、このファンド、今後はますますリスクは高くなっていくように思える。
最近は不動産市場も活況で、不動産をローンを借りて買う人も、その人にお金を貸すローン事業者も、それなりにお金が回っていただろう。オリンピックを終えて、経済が下降しだすと、不動産バブルが終わり、不動産の価格が下がり、さらには人口減少で不動産需要そのものが低下すると、ローン事業者も事業が苦しくなってきて、このファンドも貸し倒れが増えてくるのではないか?やるなら、この1-2年もう少し投資額を増やすかどうかだ。
不動産価格が下がってきたら、今度はむしろ、自分で不動産を買う側に回るべきで、このファンドにお金を回している場合ではない。そういう作戦もありだろうか。