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【早期退職】失業保険 失業手当をもらう方法。いくらもえるのか?

先日の再就職の書類審査に落ちてしまったので、3/31の退職以降はしばらくは無職になりそうだ。

しつこいようだが、再就職失敗の記事はこれ。

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しばらくは、失業手当をもらいながら、職探し、再就職準備をするしかない。

では、失業手当はいくらもらえるのだろうか。調べてみよう。

失業手当をもらえる条件とは?

失業保険とも言われるように、当然保険に加入していないと手当はもらえない。まず自分がちゃんと雇用保険に加入しているか会社なりに確認しよう。普通は、加入しているはずだ。毎月、給料から雇用保険料も天引きされているはずだ。給与明細を確認してもわかるだろう。

さらに、失業の仕方によって受給条件が異なるのだ。

1.自己都合退職の場合(正当な理由なし)

例えばなんとなくやめたいからやめちゃったとか、転職したくなったからの場合。

【受給条件】

  •  やめる前の2年間に、1年以上保険に加入していること
  •  待機期間 7日観満了後、さらに3か月の給付制限期間がある

2つめの条件だが、ハローワークで失業保険給付の申請をしてから、7日間インターバルをとって失業保険が支給される。これは全員そういうルールになっている。さらに、この正当な理由のない自己都合退職の場合は、さらに3か月待たないと支給が開始されないということ。すぐに復職したり再就職したりする可能性が高いので、その期間の給付はできるだけ避けたいからだろう。

 

2.  自己都合退職の場合(正当な理由あり)

例えば病気などで働けなくなり、会社から解雇されるのではなく、自ら退職した場合など。

【受給条件】

  •  やめる前の1年間に、半年以上保険に加入していること
  •  待機期間 7日観満了後、すぐに基本手当の支給が開始される

3.会社都合退職の場合

会社のリストラや、退職勧告、倒産などで、自分の都合でなく失職した場合。懲戒解雇の場合はこれにあたりません。受給条件は、2.の自己都合退職(正当な理由あり)と同じです。

4.その他の場合

たとえば、定年退職や契約完了など、予定どおりに職から離れた場合です。

【受給条件】

  •  やめる前の2年間に、1年以上保険に加入していること
  •  待機期間 7日観満了後、すぐに基本手当の支給が開始される

ということで、やめ方、やめる理由によって、もらえる条件やもらえる時期が異なるということですね。ちなみに、自分の早期退職は、会社都合による退職になるということでした。まあ、希望はしましたが、基本的には会社からリストラされたということですから。

失業手当はいくらもえるの?

一番気になるのが、いくらもらえるかだ。これも、様々な条件によってかわってくるのだ。

失業保険の受給額=基本手当日額×所定給付日数

で計算されます。

基本手当日額は、退職する直前6か月の賃金日額(賃金合計/180日)に給付率をかけたものです。この賃金合計にボーナスは含まれません。残業手当などは含めます。

ただし、この賃金日額の上限値、下限値が決まっており、それを超える、または下回る場合は、上限値、下限値となります。これもかなり変更されるので、厚生労働省のページを参照するようにしてください。最新の情報は以下です。

 

 

給付率は、非常に細かく分かれています。厚生労働省の提供している図を以下に引用します。

 

とても複雑ですね。退職時の年齢および賃金日額によりかわってきます。

たとえばですが、月収がちょうど30万円だったとすると、30万円x6か月/180日=10000円となります。年齢が55歳だったとすると、※2の計算式になります。

基本手当日額は、

0.8 x 10000円 – 0.3x((10000-4970)/7240)x10000=5915円 となります。

なんでしょうか、この計算式は。意味があるのでしょうが、解読不能です。

給付日数は、これまた条件で異なります。

自己都合で退職した場合:

雇用保険に入っていた年数が1~9年は90日間、10=19年は120日間、20年以上は150日間

会社都合で退職した場合(退職年齢が29歳以下の場合):

雇用保険に入っていた年数が11か月以下は90日間、1~4年は90日間、5~9年は120日間、10~19年は180日間

会社都合で退職した場合(退職年齢が30~34 歳の場合):

雇用保険に入っていた年数が11か月以下は90日間、1~4年は120日間、5~9年は180日間、10~19年は210日間, 20年以上は240日

会社都合で退職した場合(退職年齢が35~44 歳の場合):

雇用保険に入っていた年数が11か月以下は90日間、1~4年は150日間、5~9年は180日間、10~19年は240日間, 20年以上は270日

会社都合で退職した場合(退職年齢が45~59 歳の場合):

雇用保険に入っていた年数が11か月以下は90日間、1~4年は180日間、5~9年は240日間、10~19年は270日間, 20年以上は330日

会社都合で退職した場合(退職年齢が60~64 歳の場合):

雇用保険に入っていた年数が11か月以下は90日間、1~4年は150日間、5~9年は180日間、10~19年は210日間, 20年以上は240日

 

非常に複雑ですね。だいたいの目安で考えておいて、正確にはハローワークで確認するべきでしょう。

 

自分の場合ですが、基本手当日額は、上限値の8250円となります。全年齢層でも最高の額になってくれます。で、会社都合の早期退職ですので、給付日数もマックスの330日、すなわち、

8250円x330日=約272万円が失業手当としてもらえることになります。

これは課税対象ではないので、この金額が丸々もらえます。もちろん、その間ずっとちゃんと求職活動をしながらも無職状態が続けばということです。

これまで保険料を払ってきたとはいえ、これだけのお金をもらえるのはありがたいことですね。このお金で暮らしながら、自営の仕事または次の就職先をしっかり探していきたいと思います。

 

     
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