フィリピンでの長期滞在生活の様子

フィリピンに滞在して、1カ月と10日が過ぎたのだ。

こちらでの生活ぶりをご報告していきたい。

フィリピンのコロナ感染者数が先日5400人となり、1年ぶりの高値更新となった。日本でも報道されたようなフィリピン変異種などの話もあり、最近かなり感染が拡大してきている状況だ。また、それに伴い、病床使用率も高まっていて、マカティの大病院では残りベッド2とかいう情報も流れてきている。

フィリピンでは、かなり厳格な感染予防措置がとられているものの、形骸化してきていたり、またその圧倒的な人口密度により、コロナの封じ込めには程遠い状態である。アジア地域では、ダントツ1位の新規感染者の発生が続いている。ワクチン接種も始まっているが、これは日本と同様になかなか進むものではない。

 

Carfew(カーふゅー)という英語をご存じだろうか?

門限、外出禁止とかいう意味である。コロナのおかげで普段は触れない単語を覚えることができる。クアランティン(quarantine)は検疫とかいう意味だが、今では隔離の際に使われている。入国後に2週間、ホテルに監禁されるような事をクアランティンと呼んでいる。

で、フィリピンのマニラ首都圏では、今週月曜日から夜間外出禁止令(Carfew)が始まった。夜の10時から朝の5時までは、外出禁止となる。お店の営業もできない。また、市町村やストリート、マンションなどの細かい単位で、ロックダウン(完全な外出禁止)も行われている。

感染者数の急激な増加で、フィリピンもかなり過敏になっており、もしかすると、近々、大規模な完全ロックダウンが再開されるかもしれない。こうなると、昼間含めて、交通機関がとまり、経済活動や市民活動が完全停止される。日本の緊急事態制限とは次元の違う行動制限が行われるのだ。これは、なんとしても回避してもらいたいのだが。せっかくフィリピンに滞在しているのに、何もできなくなる・・・

ちょうど1年前にフィリピンは稀にみる長期間の完全ロックダウンを行った。そして今、その悪夢がよみがえろうとしている・・・

最近の生活風景

基本的に毎日、行き当たりばったりの生活が続いている。勤め人をしていた時とは、大違いである。決められた時間にしなければならない仕事があることの大切さと安心感を痛感する。

相変わらず、朝の目覚めは早く、こうしてブログを書いたりする一人作業の時間として使っている。午前中はコンドミニアムのプールでスイミングするのが日課として定着してきている。泳ぎ続ける距離も随分と長くなってきた。

健康保険を持っていないフィリピンでは、健康が大前提条件である。病気などになったら、大変な治療費が必要になるので、日本に戻らざるを得ない。今後の半永住生活を考えても、健康体であること(持病などがないこと)は最大の要件になるであろう。これは今から徹底的に健康管理をしていく必要がありそうだ。

プールから戻って一休みすれば、ランチタイムだ。家で料理したり、外食したり、Grab出前を頼んだり様々であるが、食べることが大好きなフィリピン人らしく、いろいろな料理を身近に食することができる。

もちろん日本食も豊富あり、まったく違和感のない日本食をあちこちで楽しむことができる。

見事な刺身定食である。これはマラテ地区にある日本食レストランのたなべさんのランチだ。このような個人経営の日本食レストランや居酒屋などは、いたるところに存在している。このコロナの影響で、多くの店が閉店・廃業・休業などに追い込まれているようだが。

 

妻とのお気に入りは、BCG地区のuptownにある「しゃぶり」だ。いわゆる、食べ放題のしゃぶしゃぶで、一番安いコースなら一人1300円ほどだ。フィリピンとしては高めの価格だが、日本的には安い。もちろん決して高級な肉ではないが、我々夫婦にとっては十分である。肉や野菜、飲み物、デザートすべて食べ放題でこの価格である。

フィリピンで人気なのは、このペッパーランチである。日本でも店舗があるかと思うが(自分は日本では未体験だった)、こちらではその人気の故、かなりの店舗が展開されている。肉とパンチの効いた味付けで、フィリピン人の舌に合うのであろう。フードコートなどで多くの店が開いていても、ペッパーランチの人気はいつも抜群である。

調子の悪いいきなりステーキに対して、海外展開中心のペッパーランチは収益を上げていたが、運営会社のペッパーフードサービスはこのペッパーランチを売却してしまった。その売却益を入れても、大きな赤字決算となっており、いきなりステーキがこの先復活することはまずないであろう。商売とは本当に難しいものである。

あの富士そばもフィリピンに出店している。それほどまだ人気はないようだ。やはり蕎麦というのは、食べやすさ含めて、なかなか海外には浸透しにくいような気がする。

天ぷらそば、かつ丼などを注文してみた。蕎麦は歯ごたえがあって、というかちょっと固かった。めんつゆはフィリピン人にあわせて、甘めにしてあるようだ。日本人にはちょっと違和感がある。かつ丼は味は本物だが、豚肉がぱさぱさ系で日本人にはちょっと・・・という感じだ。

写真すべてで1500円ほどだったか。こちらではちょっと高めに感じるだろうか。富士そば躍進には、もうちょっと作戦が必要なのかもしれない。

このほかにも、日本でも有名な各種ファストフードチェーン店もあるし、中華系、イタリアンの店も多い。日本の価格の半分で食べられるということはもはやないが、それなりの値段で日本食を含む外国料理をいろいろ食べられるのはありがたい。

このように、昼や夜は、時々外食して、おいしいお店探しを楽しんでいる。

完全ロックダウンになると、これらのお店もすべて閉まってしまうし、そもそも外出禁止である。なんとかその事態だけは避けてほしいものである。

 

 

     
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