前回は、開封から、ボディ色で磨き上げるボディ部分に捨てサフを吹き、それをサンドで一度落とす下地作りまでを行った。
前回の記事はこちらだ。
このブログのカテゴリーのひとつであるプラモデルの製作記録も再開するのだ。 前回退職時にも、製作しようとしてずっと保有していたが、結局、何もしなかった、ビッグスケールモデルの製作に今回はやっと着手することがで[…]
こうしておくと。ボディ表面上のデコボコなどに気づき、塗装前に修正することが可能になる。研ぎ出し後に非常にスムーズなボディに仕上げることが可能になるのである。
工程2:サフを吹く
ボディー表面の下地を完成させたら、次は下地としてのサフを吹く。今回は、冒頭の写真のとおり、黒のサフを吹いた。ボディ色をブラックにする予定なので、黒サフだと塗り残しがわかりずらいのだが。
すべてのボディ部品に黒サフを吹き、1日ほど乾燥。
6000番のサンドで軽く表面を整えてやる。サフの場合は、表面がザラザラとした砂吹き状態となっている場合が多いので、一度サンドして、表面を滑らかにしておくと、今後の塗装で艶が出やすくなる。サンドし過ぎて、下地を出さないように注意が必要である。
工程3:塗装
いよいよ、ボディカラーの塗装である。
今回はボディ色はブラック。ガイアのEXブラックを使用して塗装するのだ。
写真は塗装完了時の状態である。
表面に塗装が十分に乗り、ピタピタになってテカテカと艶が出るまで吹き付ける。あまりやり過ぎると、塗料がタレてしまうので、これも注意が必要だ。
まあ、そこまでこの塗装時に艶をださなくても、この後のクリア工程で艶は出せるので無理する必要はない。
大きな埃などが入ってしまったら、十分に乾燥させた後、サンドでそぎ落とし、サフ~塗装をやり直すしかない。実際、今回もこれを何度繰り返したことか(汗)。
塗装完了したら、1日は乾燥させて、次工程へ進むのだ。
工程4:クリア塗装
ボディ表面に艶を出すために、透明な塗料であるクリア塗料を塗る。今回はガイアのクリアを使用した。
ボディ色塗装の保護にもなるし、後の工程である研ぎ出しをすることで、テカテカの鏡のような艶のあるボディに仕上げることが可能である。そのため、ある程度の厚みをもったクリア層を作る必要がある。しかし、あまり塗り過ぎると、今度はボテってした見た目になってしまい、模型感が増してしまうので、バランスが難しいところでもある。
写真はクリア塗装が完了した後の状態である。
クリアも、表面がヒタヒタで塗れた状態になるまで吹き付ける。半日~1日程度乾燥させて、さらに塗り重ねる。これを4回ほど繰り返し、十分な厚みをもったクリア層を作るのである。
文字で書くと簡単だが、タレさせることなく、綺麗にクリアを塗るのはなかなか大変なのだ。埃を咬んだ場合も、乾燥させた後にサンドでそぎ落とし、またクリアを再塗装するという作業の繰り返しになる。今回はスケールモデルで塗装面が広いため、ミスなくすべてを仕上げるのに相当な時間がかかったのである。
クリア塗装が完了したら、このままじっくり乾燥である。最低でも1週間、できれば2週間の乾燥期間を置きたい。
工程5:その他の部品製作
ボディ系部品を乾燥させている間に、それ以外の部品を、説明書の順番に沿って製作していくのだ。
いつもの1/24モデルだと部品も少ないので、残りの部品すべてを色別にカットして、一気に塗装してしまうのだが、今回のモデルは部品数も多く大きいので、それをやると広い作業スペースが必要になってしまう。
今回は、部品の大きな区切り毎に(例えばエンジン部、ドア部、シャーシ部など)、部品カット→塗装→組み立てのサイクルを繰り返していくことにするのだ。
写真は、まず最初のエンジン部の製作に着手したところだ。説明書を見ながら、部品をカットして、塗装色毎に分類をしていく。同じ色で塗るパーツは、写真のように塗装前に組み立てておくのがよい。
さすがの1/12スケールである。エンジンなどの細かい部品の再現レベルが全然違う。すべて別パーツになっており、それを組み上げていくのが、このスケールモデルの楽しみなのであろう。最終的にはあまり見えなくなってしまう部分も多いのであるが。
この続きはまた次回。