スマホを換えてみた AQUOS SENSE4は使えるか?

収入も激減したのに、また無駄遣いである。

今使っているスマホは、3年以上前に購入したサムソンのGalaxy Note8である。

当時は発売直後で、白ロムの新古品を買ったものの、それでも10万円近くしたものだ。写真のとおり、かなり大型のスマホであり、本体に内蔵可能な専用ペンで手書きメモなどが簡単にとれることが最大の特徴であった。

いわゆる、iPadとApple Pencilの先駆けのようなものだ。

仕事では、完全な紙資料からの脱却を目指していたので、紙のメモやノートなども持たず、これで手書きメモなどして随分と重宝したものだ。このシリーズは、現時点でもエンハンスされ進化している。人気もあるのであろう。

これまでは、頻繁にスマホを売り買いしていたが、このNote8はお気に入りになり、随分と長く愛用してきたつもりだが、それでも3年であった。5年ぐらい使っていた感覚だったのだが。

ドコモの白ロム品を買ったので、日本独自のおサイフケータイ機能や1セグのテレビを見る機能(使ったことないが)も付いており、モバイル SUICA など電子マネーも便利であった。

最近は、paypayなどの、QRコードスキャンによる電子マネーが普及し、おサイフケータイ機能がなくてもそれほど不便ではなくなったかもしれないが、あるにこしたことはない。

機能や性能などにまったく不満はないのであるが、やはり3年を経過すると、どうしてもバッテリーの劣化が顕著になる。一番の問題は、Uber Eats再開により、スマホが安定して長時間稼働しないと、面倒なことである。

最近は、すぐにバッテリーが消耗するので、モバイルバッテリーを接続しながら配達をしていた。バイクを運転中に充電するので、乗り降りのたびにモバイルバッテリーを外したり繋げたりと、手間がかかる。何度もやるので、コネクタの破損も気になるところだ。

1日の配達中ぐらいは、十分にバッテリーが持つようにしたいというのが、スマホ買い替えの1番の動機になったのである。バッテリーだけを交換させないのは、明らかにスマホメーカーの策略である。バッテリーだけ新品に交換できれば、非常に面倒な機種変更の作業をしなくて良いのに。まったく腹立たしい。まあ、防水性など、バッテリー交換不可にするメリットもいろいろあるのであろうが。

 

第二の動機は、近々、フィリピンのローカルSIMを入れる端末が欲しくなったということだ。このNote8をフィリピンSIMで使い、日本では新しいスマホにするというスライド作戦である。

以前は、新しいスマホがよく欲しくなったものだが、最近はあまり機能的にも変わり映えせず、正直、機種変更の手間を考えると、物欲はまったく起きなかった。今のままでいいや~という感じだったのだが、今回は新たなUberの仕事、フィリピンでの仕事の関係もあり、思い切って買い替える(新たな端末を買う)ことにしたのである。

新しいスマホに買い替える方法

現在のNote8は、OCNモバイルONEの格安SIMで運用していた。十分に値段も安く(月3000円以下)、なんの不満もない。一番簡単なのは、ヨドバシとかで新しいスマホ本体(SIMフリー)を購入し、今のOCNのSIMをそのまま使うことである。

これだと、スマホ本体を選んで買うだけである。簡単だ。

しかしこの場合だと、スマホ本体の代金がそのまま発生するので、それなりの金額になってしまう。

せっかく縛りのない格安SIMを使っているのだから、他のキャリアに乗り換えたり、スマホ本体とセットで乗り換えるなどすると、なにか割引特典などで得しないか調べてみたのである。

楽天モバイル、Yモバイルなどのメジャーどころなど含めていろいろ調べてみると、ちょうどBiglobeモバイルで、端末とのセット購入で大きな割引特典が提供されていることがわかった。

通信料も非常に安い。Yモバイルなど格安ブランドのメジャーどころは結構な金額を取るのである(最初の半年、1年ぐらいは学割や各種の割引でとても安く見えるが、その優遇期間が終了すると、とたんに月額料金が跳ね上がる)。

最初の割引料金に釣られて、あまり詳しくない高年齢者などが、言われるがままに契約させられている姿が目に浮かぶのである。本当に携帯電話キャリア(NTT, SB, AU,楽天)は、誰のものでもない電波を使って貪欲な金儲けをするものだと、うんざりしたりするのである。

それはともかく、

Biglobeモバイルは、なかなかすばらしい。以前はNEC系のインターネットプロバイダーだったBiglobeだが、ずいぶんと業種拡大しているようだ。決してメジャーな格安SIMプロバイダーではないが。

メールやSNSなどの普通の使い方なら、月3GBもあれば十分だ。最低レベルではあるが。3GBの音声SIMだと、月々なんと1600円である。6ギガでも2150円。

ここから6か月間は毎月の料金が1200円引きとなる。3GBなら半年間はたった月400円でスマホを利用できることになる。

ただ、基本的な価格帯は格安SIM各社でそう差があるものではない。たとえばYモバイルの3GBプランは、月2680円だが、これには10分以内無料の通話放題が付いている。Biglobeモバイルで同じ無料通話をつけると、月額は2430円になる。まあ、まだ250円安いのだが。

音声電話をよくするのか、データ量はどのくらい使うのか、家族割引・学割が適用されるのか、など、個人の状況をよく把握した上で、格安SIMベンダーを選択する必要があるが、これがなかなか難しい。

 

Biglobeモバイルでは、さらに、端末とセットで購入すると、かなりの割引が提供されていた。今回は、これを利用したのであるが、ちょうど欲しい端末のセットがあり、普通に買えば33000円のスマホ本体価格なのだが、これをセット購入すると、2年の無利子分割払いにできて、さらに約20000円のポイントバック(実質的に月額料金の割引)がある。結果的には、33000円のスマホ本体をセット購入すれば、13000円で買えるということだ(さらに24ヵ月利息なし分割払い)。

これが決め手となって、今回は、OCNモバイルONEからMNPでBiglobeモバイルに乗り換えて、スマホ本体とのセット購入とすることにしたのである。

 

選んだのはシャープ AQUOS SENSE4

最近発表された最新モデルである。

無職の身としては、iPhoneなど10万円に近い、ハイエンドな端末は購入できないし、特に欲しいとも思わない。今回の端末選択での条件は以下のとおりである。

  • ミドルクラスの3万円前後の安い機種。しかし、あまり性能の悪いのは嫌だ。
  • 防水性能あり(Uberでの雨天業務対応が必須のため)
  • 長時間バッテリー(Uberで充電なしに1日稼働するため)
  • おサイフケータイ機能(あればベター)

以上だ。まあ完全にUber業務に対応する条件となっている。

探してみると、意外にこの条件を満たす端末はない。防水仕様だけどハイエンドの高額機種だったり。、長時間バッテリー搭載だけど防水性なかったり、すべての条件を満たす端末を見つけるのは困難であった。

そしてやっとこ辿り着いたのが、このAQUOS SENSE4である。前機種のSENSE3は性能が悪くもっさりとした動作で評判が悪かったが、調べてみると性能改善されたSENSE4が発売されたばかりではないか。

見事に条件にヒットしたのである。

ちなみに、Note8との比較であるが、こんな感じだ。

SENSE4 NOTE8
バッテリー容量 4570mAh 3300mAh
画面 5.8inch (1080 x 2280) 6.3inch (1440 x 2960)
ストレージ/メモリ 64GB/4GB 64GB/6GB
重量 177g 190g
CPU Snapdragon 720G 2.3G Snapdragon 835 2.35G
カメラ 1200万画素 1220万画素

 

このように、Note8に比べると、小型・軽量化されつつも、バッテリー容量は増加しており、メーカーも長時間稼働をアピールしている。CPUはさすがにミドルクラスとして700番台のものが使用されているが、ゲームをするわけではないので気にならない。カメラの写り(ハード、ソフト処理)は気になるところであるが。

そして防水機能ありと、完全に条件を満たしたのであった。ちなみに、他に条件に合う機種を見つけることはできなかった。

そして、とにかく、これが、Biglobeモバイルで13000円で買えるのである。

 

機種変更は大変だ

早速Biglobeモバイルのページから申し込みだ。

まず、現在のOCNモバイルONEのマイページからMNP予約番号を申請。1-2日後に、SMSで予約番号が通知される。簡単だ。

Biglobeモバイルの申し込みページで、この予約番号、身分証明書のアップロード、その他情報を入力するだけだ。簡単だ。

数日後には、スマホと新しいSIMが送られてくる。なんのストレスもない。

新しいSIMを新しいスマホに装着するとか、簡単な初期設定を行う。また各種移行が完了していないので、SIMの切り替えはしておらず、OCNのままだ。結果的には、すぐにSIMの切り替えをしても、まったく問題なかったのだが。

SIMの切り替えは、Biglobeモバイルのマイページから切り替え申請を行う。ものの数分で切り替わる。これまでのスマホでは電波なし状態になり、新しいスマホで電波を掴むようになり、SIMの切り替えが完了となる。もちろん、電話番号は同じである。

今回は、スマホのデータをバックアップ&リストアーで移行せずに、新しいスマホ上で一から必要なアプリだけをインストールすることにしたのだ。あまり使わないアプリなどが、旧スマホから新スマホに自動で移行されてしまうのが嫌だったからである。データはほとんどクラウド上にあるので、本当に移行は楽である。

LINEアプリの移行には注意が必要だが、paypayやsuica, nanacoなどの電子マネー系の移行は非常に簡単であった。Suica, Nanacoは旧機種で、事前の引継ぎの作業が必要なので、注意である(引継ぎ番号の取得など簡単な作業だが)。

 

ということで、スマホのSIMプロバイダー変更、機種変更は、無事完了したのであった。

今回の変更で、月額料金はほぼ変わらず、これまでなかった月60分までの無料音声通話が可能になり、新しいスマホが格安で入手でき、良い事だらけであった。(Uber業務でお客様によく電話で住所確認などをするので、無料通話を追加するのも条件のひとつであったのだ)

実際に、SENSE4をUber業務で使用したが、まったく問題なく、快適であった。大満足である!

 

     
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