【退職金節約生活】地デジ番組を録画して何度も楽しむ方法(3) PX-W3U4でTS抜き録画

退職金節約生活中の楽しみの一つとして、テレビ番組を録画・私的ライブラリ化して、なんども楽しむための方法を記事にしてきた。過去の記事はこれだ。

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前回の記事では、PX-W3U4を設置して、TVtestを使って、地デジ番組を視聴、録画するところまで可能になった。


PLEX USB接続 地上デジタル・BS・CS対応TVチューナー PX-W3U4

しかし、番組表を使っての録画などができず、使い勝手はとても悪い。今回はさらにアプリを追加して、番組表から録画したり、キーワードでの連続録画したりできるようにしていきたい。

EpgDataCap_Bon (EDCB)を使おう!

このアプリを導入すると、番組表からの録画予約などが簡単にできるようになる。ある意味、必須のソフトだ。

今回は、EpgDataCap_Bonの人柱版 10.66というのを使用した。ここからダウンロードできるはずだ。

例によって、ファイルを解凍して、適当な場所に置きます。フォルダの中に、x64とx86というフォルダが見えると思いますが、これもTVtestが32bitか、64bitかに合わます。自分の場合は32bitでしたので、x86フォルダを使用します。

x86フォルダに行くと、BonDriverというフォルダがあると思います。

ここにいくつかのファイルを入れる必要があります。

前回、TVtestをインストールする際に使用したファイルです。TVtestのフォルダに行けば、そこにある以下のファイルです。

BonDriver_PX_W3U4_S0.dll
BonDriver_PX_W3U4_S1.dll
BonDriver_PX_W3U4_T0.dll
BonDriver_PX_W3U4_T1.dll

BonDriver_PX_W3U4_S0.ini
BonDriver_PX_W3U4_S1.ini

BonDriver_PX_W3U4_T0.ini
BonDriver_PX_W3U4_T1.ini

IT35.dll

わからない場合には、前の記事をご参照ください。

これらを、EpgDataCap_Bonのx86のBonDriver配下にコピーします。あくまでコピーです。移動しないでくださいね(TVtestが動かなくなってしまいます)。

コピーが完了したら、以下のファイルを、上記のBonDriverフォルダではなく、その上のx86フォルダ(EpgDataCap_Bon.exeがある場所と同じ場所)に、コピーします。

WinSCard.dll

WinSCard.ini

コピーするフォルダを間違えないようにしてください。私はこれで時間くいました・・・

これでソフトのインストールは終了です。設定に入りましょう。

 

EpgDataCap_Bon (EDCB)を設定しよう!

EpgDataCap_Bon.exeを起動しましょう。ちゃんと起動されて、ソフトの画面が表示されているでしょうか?

こんな画面です。表示されない場合は、正しくファイルが指定の場所にコピーされているか再確認してみてください。

まず、右上の設定スイッチをクリックして設定画面を開いてください。設定関係保存フォルダを決めて設定してください。録画保存フォルダも変更するなら変更してください。設定関係フォルダは各種設定値を保存するファイルの場所なので、移動させると設定が違ってしまいます。今後移動させない場所を設定してください。

OKをクリックしていったん設定画面を閉じてください。

ここで一度、EpgDataCap_Bon.exeを終了させて、再び起動させてください。

上記画面がまた表示されるはずです。

左上のドライバを選択し、チャネルスキャンをしてください。すでにTVtestを動かしている方なら同じような操作になるはずです。すこし時間かかりますが、各ドライバ毎に、スキャンしてください。自分の場合は地デジ2チャンネル(ToとT1)ドライバを選択して、それぞれでスキャンしました。

ここでまた一旦EpgDataCap_Bon.exeを終了させて、再起動してください。

ここから詳細に設定を行っていきます。

右上の設定をクリックして、設定画面に行ってください。

いろいろ設定は可能なので、確認してみてください。自分は、

「最小化時にタスクトレイにいれる」にチェック。

ネットワーク設定では、127.0.0.1:1234をそのまま追加。(追加ボタンをクリックするだけ)。

外部アプリケーションに、TVtest.exeのパスを設定。コマンドラインオプションに「/d BonDriver_UDP.dll /nd /p 1234」を設定。

をやりました。

あとはお好きなように設定してみてください。

設定がうまくいっていれば、ソフトの最初の画面で、ドライバやサービス(チャンネル)を選択して、即時録画をクリックしてみてください。さらに、UDPにチェックを入れて、Viewスイッチをクリックしてみてください。Tvtestが起動されて、今録画している番組が表示されるはずです。うまく録画できたでしょうか。ここまでくれば安心です。

うまくいかない場合は、次をチェックしてみてください。

・そもそもTVtestはちゃんと動くか?視聴できるか、録画できるか?

・EpgDataCap_Bonフォルダは正しく選択(x86, x64)して設定されているか?

・EpgDataCap_BonのBon_driverフォルダ配下に正しくdll/iniファイルがコピーされているか?

・WinSCard.dll、WinSCard.ini が正しい場所(exeファイルと同じ場所)にコピーされているか。

EpgTimerの設定方法

さて、まだ終わらない。次が肝心のEPG番組表で録画予約するソフトだ。

EpgDataCap_Bon.exeがある場所と同じ場所に、EpgTimer.exeがあるはずだ。これを起動しましょう。

画面が開いたら、左上の設定スイッチをクリックします。

チューナタブに行き、使用するドライバを選択し、チューナー数(1)を設定します。普通はチューナ数は1でしょう。自分の場合は、BonDriver_PX_W3U4_T0.dllとBonDriver_PX_W3U4_T1.dllを設定しています。

その他様々な設定がありますので、確認しながら好みの設定をしていってください。

番組表タブに行ってください。ここで番組表にどのチャネルを表示するかなどのカスタマイズが可能です。

外部アプリケーションタブでは、TVtest.exeのお明日を設定します。コマンドライン引数には何も設定しなくて大丈夫です。

視聴に使用するBonDriverを追加します。

設定を完了したら、いったんこのソフトを終了させてください。このソフトは、終了させても常駐するので、タスクバーからクリックして完全に終了させてください。その後、再起動します。

ソフトの画面がまた表示されるので、EPG取得スイッチをクリックしてください。EPG取得が終了したら、番組表タブに行ってください。待望のEPG番組表が表示されているはずです!

こんな感じです。番組表から録画予約したい番組の上で右クリックするとメニューが表示されます。予約追加で録画予約できます。自分の場合、地デジが2チューナーありますので(To,T1)番組表で2つ重なる番組まで録画可能です。チューナを自分で指定しなくても、ソフトがちゃんとチューナーを割り当ててくれます。

これでやっと普通の録画ソフトのレベルまで機能が整ってきました。

まとめ

さて、ちょっと面倒でしたが、これで一応の環境を入手することができました。

少し手間だったと思いますし、それぞれのPC環境によっては、うまく行く場合、いかない場合、いろいろ症状が出てしまう可能性はあります。

自分のWindows10 64bit(OS)環境上にTVtest(32bit版)を動かし、PX-W3U4で地デジ2番組同時録画を番組表から録画予約するところまでは大きな問題なく動かすことが可能になりました。

現在も安定稼働しています。EPGtimer.exeソフトがタスクバーに常駐しているので、それをクリックすると番組表が表示されます。必要な番組を選択して録画予約します。録画予約のリストや、その削除などもここからすべて管理できます。

録画されたファイルは指定してあったフォルダに確認されているので、それをVLCプレイヤーなどの再生ソフトを使用して視聴しています。

また、タブレットからWindowsの共有フォルダーにアクセスできるアプリを使用して(ESエクスプローラーなど)、先ほどの録画済ファイルを共有すれば、ベッドで寝ながらタブレットで視聴することも可能になりました。防水タブレットならお風呂でも視聴可能です!

これは普通のWindowsのフォルダを共有する設定ですから、ここでは手順は省略させてもらいます。

どうでしょうか?これだけのことが、有難いことに、すべてフリーのソフトを使用して可能になったのです。PX-W3U4は16000円で購入しました。もちろんパソコンは必要ですが、それを除けば、16000円で地デジ2番組同時録画の環境が手に入ってしまい、さらには、個人の使用しかしない人には過剰なコピープロテクトを避けて、自由に視聴できる環境が入手できるのです。

ちょっと問題になるのは、TSファイル(録画ファイル)は、非常に大きなサイズになります。1時間番組で5GBでしょうか。とてもこのままで多くのファイルを保存(ライブラリ化)することは困難です。ライブラリ化するものは、録画後にさらにエンコードして圧縮する必要があるでしょう。このあたりのファイルサイズと手間の部分は注意が必要です。

最後に、もちろん、グレーゾーンである、TS抜きでの録画を全面的に推奨するものでは決してありません。著作権の保護は絶対に必要です。間違っても、録画したファイルをyoutubeにアップロードしたり、他者と共有したりするなどの違法行為はしてはいけません。絶対に個人に限った利用の中で、技術と知恵を持つものだけに許される自由を得るだけにしましょう。

それでは、自由な個人ライブラリの世界をお楽しみください!

 

     
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