フィリピン移住  移住者の日曜日

月~金と毎日働き、やっと来た日曜日。朝からゴルフである。

家から10分のゴルフコースは本当に便利である。今日は8時スタートだったが、混んでいたので12時までかかってしまった。

スコアはともかく、最近やっている唯一の運動であり、心と体がリフレッシュされる感じである。

ほとんど休憩なく、18ホールを回れるので、午前中だけでゴルフの愉しみは完結できる。これが今の環境の良いところだ。終日ゴルフだけに費やすのも、ちょっともったいない感じが今はしている。

お腹が完璧に空いているので、これまた近くにあるアジア最大級のショッピングモール(Mall of Asia)でランチをとることにする。巨大でなんでもあるモールだが、人出は少ない。意外にフィリピン人はこういう時に出歩かず、じっとしている人が多いのである。それでも日本と同様、アホのように感染者は増加している。

モール内にある着物ケンという日本食レストランを選んだ。なんか怪しげであるが、それなりにおいしいのだ。ローカルなフィリピン人も入れる日本食レストランという感じだ。

味噌ラーメン、餃子、チラシ寿司に缶ビール2本で、2400円程度である。日本に比べても決して激安ではないことがわかるであろう。近代モールで日本食などを食べたら、決して移住生活費は安くならないのである。しかし、時々は食べないと飢えるのだ。

フィリピンで日本の昭和の光景を発見したのだ。

 

このショッピングモールのエレベータである。中で椅子にすわっている女性はエレベータガールである。

ある巨大財閥系のモールやデパートのエレベータには、いまだに、このようなエレベータガールが配置されているのだ。

日本だったら、大問題になりそうな状況なのだが、そういう日本も昭和には、同じようなエレベータガールがデパートに行くと見れたのである。

この状況なので、エレベータには4名程度の定員制限がある。それがあるにも関わらず、その貴重な1名分を、このエレベータガールが占めるのである。室内にはエアコンも換気もない。ひどい労働環境である。なにより、今時、エレベータの操作を自分でできない人などまずいない。そこに居ても居なくても困らない仕事に、恐ろしいほどの自己犠牲を払っているのである。おそらく、これで日給は1200円ほど(マニラでの最低賃金)であろう。こんな仕事をさせていたら、日本だったら大きなこんなコンプライアンス問題として、その企業は吊るしあげられる事だろう。まあ、今の時代ならばだが。

たかだか、50年とかぐらいの過去なのだが、振り返ればもはや理解できない事が多いのである。フィリピンからこの仕事が消える日もそう遠くはないであろう(逆に言えば、この仕事の労働者を首にせず、雇用しつづけてあげている企業は称賛されるべきなのかもしれない・・・・)

さて、お腹も満ちて、これから自宅に戻り、2時間のマッサージである。夫婦二人で、本日1日の娯楽・生活費は、8000ペソ(17000円)だ。なかなかの豪華さである。まあ、6日間結構真面目に働いたので、こういうお金の使い方は全く問題ではない。むしろ、めざす第二の移住生活そのものなのである・・・・

 

 

     
最新情報をチェックしよう!