フィリピン移住  新たな住環境

マンションからの眺めである。朝日がベランダに降り注ぎ、気持ちがよいのだ。遠くに見えるビル群は、マカティ方面の近代都市であろう。少し靄がかかって神秘的な朝となった。

以前の記事でいろいろ、フィリピン移住に向けての生活・居住拠点の確保について書いた。例えばこんな感じだ。

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現在の住環境について記録しておこう。

フィリピン移住の住居については、結局、都心部のコンドミニアムを購入した。選択肢としては、少し郊外にあるサブディビジョンの一戸建もあったが、やはり職場への通勤時間を考えると不便すぎる。フィリピンは交通渋滞がひどく、郊外に出てしまうと、マニラ都心部への乗り入れには相当な時間がかかってしまう。また、商売柄、夜も遅くなるので、安全性や体力面を考えても、やはりできるだけ職場近くに住みたい。

結局、2年ほど前に、居住用と投資用のコンドミニアムを2軒購入したのだ。地図で見ておこう。

最近までは、購入したタギッグにあるマンションに住んでいた。地図上、右下の「前住居」という場所だ。マカティやBGCという近代都市や空港にも近くて便利であった。空港の左上がベイエリアだ。カジノやアジア最大のショッピングモール、見本市会場などが開発された最も新しい近代都市地域である。ここに賃貸用マンションを1部屋購入した。小さい部屋だが、中国人に月10万円で貸せていたが、コロナによる需要減もあり、今では家賃も半分になってしまった。それでも借り手がついているだけましである。

そこから上(北)の方がマニラ首都だ。前回の記事で紹介したゴルフコースもここにある。また、開店準備中のRoyal Sakuraもこの近辺だ。

地図を見てわかるように、タギッグにある前住居から店までは少し距離があって、車でどうしても40分程度かかってしまう。たいした距離ではないのだが、交通渋滞のせいだ。毎日それを往復するのは、体力的にもガソリン費用的にも大変ということで、結局、タギッグのマンションは賃貸に出し、代わりに、店の近く、ゴルフコースの近くに、マンションの一部屋を借りることにしたのである。

ここからなら、店にも10分程度、ゴルフコースにも10分程度だ。なかなか快適である。都心部の中心で、いわゆる2LDKの家賃が5万円ちょっとである。これでもずいぶん家賃相場は下がっているが、それでも決して安くはない。タギッグの持ちマンションを賃貸に出して、行って帰ってである。

こうして、今のところ、居住環境は整えることができた。フィリピン移住の形は、人それぞれであり、様々な選択肢がある。どのような生活環境を新たに作るか、そういうのも海外移住の楽しみといえよう。まさに、2回目の人生の再設計、再スタートである。

さあ、今日も1日仕事である。銀行に行って、ビジネスアカウント(会社口座)の開設について相談である。会社登記は完了しているが、銀行口座の開設には、様々な書類が必要であり、それを全部そろえて申請するのは大仕事である。

フィリピンはとにかく、様々な許可申請の手続きが複雑で時間がかかる。どのような書類が必要になるのかなどの情報をネットで事前入手できないので、何度も役所や銀行などに通って、一歩づつ進めていくしかない。とにかく、忍耐が必要な国である。

     
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