早期退職 半年を経過して 近況報告 再就職・投資・海外移住

2019年3月末で35年勤めた会社を早期退職し、ちょうど丸6ヵ月が経過したのである。

人生で初めて味わうストレスフリーな時間。自分だけが支配できる時間。やりたい事をやりたい時にする時間。次のステップを夢見る時間。人生の設計図を書ける時間。

いろいろ表現はできるだろうが、本当に幸せな時間を過ごすことができた。

もちろん幸せの定義は人それぞれだ。バリバリ仕事をしている状態や、大きな責任を負っている状態に幸せを感じる人も多いだろう。要は、その時点で自分が幸せと感じる時間を過ごせていることが幸せなのである。

 

学生時代、会社員時代と、人生のほとんどを気づいたら存在していたレールの上を一生懸命走ってきた自分にとって、この半年間のように、立ち止まり、振り返り、将来について考えたり、誰にも忖度せずに自分と家族のためだけに時間を使うことができる事が、なによりも幸せを感じることであった。

結果的にこういう時間が持てたことを、本当にありがたく思っている。もし、早期退職していなかったら、こういう時間を持つのはずっと先になっていただろうし、もしかしたら、こういう時間を持つことなく完全引退状態に突入してしまったかもしれない。

早期退職するかしないかは関係なく、60歳前にこうやって立ち止まって、自分のこれからの人生について考えてみる時間を持つことは、多くの人にとって大切なことではないかと感じるのである。

 

資産状況・投資状況

 

不動産投資状況

最近の記事でご報告しているとおり、フィリピンに2つのコンドミニアムを9月に購入し、資産状況も大きく変化した。

  1. フィリピン不動産1:中国企業に10万円/月で賃貸中
  2. フィリピン不動産2:短期貸し出しに向けて内装準備中
  3. 国内不動産1(横浜関内):中国人に5万円/月で賃貸中

中国人におんぶにだっこ である。

投資効率は悪いが、不動産投資はまあリスクは限定的であるし、基本は長期投資である。家族への資産継承を考えて安定運用していきたい。国内にあと1,2軒は持ちたいとは考えている。狙いは山下ふ頭のIR化を想定して、中華街近辺に1部屋欲しいのだが、相場は800万円を越える。IR狙いで値上がりするのかしないのか?少なくとも家賃の下げはあまりひどくはないだろう。今後の人口減少と経済縮小による需要過多を考えると、多少購入価格は高くても、家賃が下がらない場所、資産価値が下がらない場所の物件を購入する方が安心だと個人的には考えている。

不動産と言ってもマンションか一戸建てかは考えどころである。やはり長期的に強いのは土地を持っていることだ。賃貸向けというより、老後に自分が過ごす場所を含めて、保有資産(現在居住のマンションなど)の整理の後に、広々住める戸建てを買いたいなぁと漠然と考えている。まあこれは、大不況待ちだ。

 

株式投資状況

引き続き、米国株式を中心に売買したが、9月はトータルでいうと結果的にはちょっとプラス程度であった。直近の戻りに乗り遅れて、あまり資金投入できなかったので、利益も小さかった。為替損が怖いので、108円台に戻ったところで全株売却して円に両替して手仕舞いした。1ヵ月やきもきして、為替含めて10万円の利益程度では、くたびれもうけの9月であった。

米国株は現時点では調整フェーズになっているが、まったくどうなるか予想もできないので、当面は静観である。

国内株式では、9月は下がると思って、ETFを売り中心で遊んだが、思った以上に損を出した。米中の状況に影響されて国内経済の指標や状況などとは全く関係なく動く国内株式市場である。見ていて、情けなくなる。その情けない市場で損を出している自分はもっと情けないが・・・

アノマリーから言えば、これから年末年始にかけて株式は上がっていく。今年は米中問題があるからどうなるかは不明だが、そろそろ腰を据えて半年程度の中期で見た投資を開始したい(米国株中心)。

しかし、今の市場状況は大きな金額を投資できる状況でなく、投資金額を限定している中では儲けも期待できるものではない。早く米中問題が安定し、株式市場にお金が戻ってきてほしい。世界景気後退となるのか、米中中心に活気を取り戻すのか。大きな分岐点であるのは間違いないし、日本はいずれにしても蚊帳の外であるのも間違いはない。

 

これからやりたい事

ということで、不動産投資も一段落、株式投資もぱっとしない。

フィリピンから帰国してからは、悶々とした日々を過ごしている。

一番思っているのは、金融投資・不動産投資も結構なのだが、やはり実業がしたいと言うことだ。

投資も本格的にやれば実業なのであるが、自分にその才がないことは十分承知している。お金を大きく儲けなくても良いので、自分で動き、汗をかき、一定の収入を得られる実業を持ちたいのだ。

イメージ的には、大きなビジネス・会社を起業するのではなく、個人または数人の仲間でできるような商売だ。例えばうまく行くならフィリピン料理レストランでも良い。飲食業は素人には難しいので、現実的ではないが、イメージはそんな感じだ。

できるだけ単純で自分が働いた分だけの対価を毎月得られるような仕事。タクシードライバーなんかもいいな。先日ハローワークで通いのマンション管理人の仕事をチェックしたのだが、フルに働いて月に17万円とかだった。さすがに安い。

新たに個人事業を立ち上げるよりかは、どこかに再就職なりパートで勤める方が簡単だ。いずれにしても、当面の目標は、毎日(もしくは週3-4日)働く実業を決めることであろうか。何をするのか・・・それを定めることができずに悶々とする日々である。

 

その意味では、早期退職後の今の生活も、最初の小さな転機を迎えているのであろう。

 

この半年は、何もしない時間や、新たな投資の開始、新しい生活への興味などで楽しい時間を過ごしてきたが、それにも少し飽きたようだ。本格的に次の自分の実業を何にするか。必要であれば、実業への投資も考えたい。例えば、実業のための店舗や事務所になる場所を買うなり借りるなりとか、売りに出ている会社を買うとか。何にしても、何か動かないと実業は始まらない。

実はこれまでフィリピンで知人と飲食業の立ち上げを検討していたのだが、実現不可能となってしまった。どうしても日本からの食材の輸入規制をクリア(一定のコストで)できなかったのだ。

それもあって、さて、では次に何をしようか・・・・それを考えているのである。

ゼロからのスタートで何ができるのか。なかなか難しい(能力もうそうだが、決断・踏ん切りも)。今の時点では、どうしてもやりたいと思えることが無いというのも問題だ。10月以降、じっくりとこれからの実業計画を立てていきたい。

今のところ頭に浮かんでいるのは、

  • 外国人向けの安い宿の経営、シェアハウスの経営
  • 外国人向け、観光・日本滞在のサービスを提供するエージェント会社経営
  • 二種免許とって観光タクシードライバー
  • フィリピンで観光客向けシェアハウス経営
  • フィリピン田舎でアパート経営、不動産事業
  • 日本ーフィリピン間でのbuy&sellビジネス
  • なんかのフランチャイズ経営

う~ん、どれもこれもパッとしないかぁ。よし、これやろう!と決断できる何かのトリガーも必要だろう。それには、1-2名の仲間がいた方が良いかもしれない。悶々としている早期退職の方、一緒に何かやりませんか?(笑)

 

 

 

     
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