前回の記事で報告したように、3/29から4/4までの1週間、再び完全ロックダウンが発令された。さらに、予想していたことだが、このロックダウンが4/11までさらに1週間、延長されたのである。

何もすることがない。暇すぎる。

外出できないわけではないが、せいぜい近所に食料の買い出し程度であり、面白いわけではない。日課としていた、コンドミニアム内での水泳も、ロックダウン期間中は使用禁止となった。

起きて、食べて、観て、寝る。の繰り返しである。

 

「観る」のはNetflixだ。こちらで新たにNetflixに加入したのだ。これについては、また別の記事にする予定だが、こちらで加入すれば、フィリピン現地価格の月400円弱での視聴が可能になる。日本で加入すると、最低でも900円弱はかかるはずだ。フィリピンでは、低所得者向けのプログラムが提供されているのである。今更ながら、「愛の不時着」にはまっているのだ。

そんなことはどうでもよい。

フィリピンで株式投資を始める方法

あまりに暇なのと、ロックダウンの再開や延長でまた株式市場が下落している状況を見て、まあ、少額のフィリピン株投資を始めてみるかと思い立ったのである。

日本の証券会社からフィリピン株を買えないわけではないが、外国株として手数料は高いし、買える銘柄も限られるようだ。現地の証券会社に口座を作って売買すれば、安い手数料ですべての銘柄を売買することが可能なのである。

ネットで調べたところ、現地のAB Capitalというのが、フィリピン最大の証券会社のようだ。もちろん、日本と同じオンライントレーディングも可能である。

AB Capital証券のホームページはこちら。

ホームページに行き、口座開設をクリックすると、オンラインでの口座開設手続きが開始される。

上の写真のOPEN AN ACCOUNTだ。

以下の写真のような手続きが開始される。

今回は面倒なので、妻の名義で証券口座を開設した。

詳細は割愛するが、基本的な個人情報の入力や、IDのアップロードを行う。さらに、指定された証券会社の口座に最小投資額である1万ペソ(約22000円)を振り込む。

証券会社での審査が数日で完了し、メールで、ビデオによるオンライン確認の通知が来る。

指定された時間に、ZOOMを使ってビデオ会議でのID確認と本人確認が行われる。

さらに数日すると、メールでアカウント開設完了の通知が来て、売買可能となる。

全部で1週間ちょっとかかるだろうか。自分の場合は、妻の名義で開設したので、非常に簡単に手続きが完了した。外国人が開設する場合には、もう少し手間が増えるかもしれない。

 

フィリピンで株式を売買する方法

口座開設が完了すれば、あとは、日本でのオンライントレードとあまり変わらない。

まず、もう少し軍資金を証券口座に入金しておきたい。これは、いくつかの指定された方法で可能だが、自分の場合は銀行口座のあるBDO銀行から、指定された証券会社の口座に送金を行う方法を使った。即時送金でき、送金完了後、1時間以内で口座残高に反映されるので、即時性も十分と言えよう。

口座に必要な軍資金が入っていれば、それを使って個別銘柄を購入することが可能だ。

銘柄を探し、チャートなどをチェックし、買い注文を出し、約定するという流れは変わらない。

注文画面は上記のような感じだ。これはフィリピン市場のインデックスETFを100株注文する時の画面だ。

日本と違って、成行指定がないので、全部指値注文になる。また、注文最小単位は、その銘柄の株価によって決まっている。例えば、株価が5ペソ~10ペソの銘柄の最小注文単位は100株、という感じで、安い銘柄ほど、最小注文単位は大きくなる。フィリピン株の場合、株価が数円というものもあり、10万株とか買わないと、まともな投資にならないという側面もあるのだ。

売買完了すると、保有株情報が、上記のとおり表示される。この例では、JFC(Jolly Bee)を100株買って売買完了(保有)しているという情報である。

この時は、1株185.40ペソで100株購入したのだが、コスト総額は18677.18ペソなので、手数料などが、137.18ペソかかったことになる。

フィリピンの国民食とも言われ、最大のファストフードチェーンであり、あのマクドも勝てないJolly Beeの株を、最小単位100株で約4万円で投資できることになる。

まあ、安く買えるから得ということではないのだが・・・・

ちなみに、Jolly Beeのチャートはこれだ。2013年からの月足チャートだが、見事な右肩上がりで着実に株価が上がってきていたが、2019年からは急落を開始し、コロナの完全ロックダウン開始の2020年3月で暴落、その後やっとコロナ前高値の1/3まで戻してきたという感じである。

ここから、コロナ前高値近くまで戻してくれるのか、さらに深い闇に突入するのかは、神のみぞ知るという所か。もちろん、自分としては、ロックダウンを繰り返しながらも、年末に向けて回復に向かっていくという予想で投資を開始したわけである。もちろん、ロックダウン再開で下がったところで、買い増していくつもりだ。

フィリピンの株式投資はいけるのか?

まだまだ勉強不足なので、これから情報を収集していかなければならないが、やはりフィリピン経済の最大の魅力は、今後の人口増加に支えられた経済発展かつ、それにともなう物価上昇である。これは、日本経済にはないアドバンテージである。

要は、日本の高度成長期の様に、国の経済全体が拡大する中で、株価全体が上昇していってくれることを期待しているのだ。だから、個別銘柄というより、安定した企業の株や、指標インデックスETFを長期保有することで、リスクを少なく、利益を獲得したいと考えているのである。とりあえず、だまって5年保有が目標だ(これができずに、いつも短期売買になってしまうのであるが・・・)。

さて、どうなるか。今後の状況をまたこの場で報告していきたい。

 

     
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