フィリピン移住 市場に日本食材を買い出しに行ってみた

今回フィリピンに来たのは2月の始め。早いもので、すでに3か月もここで暮らしていることになる。

普段からフィリピン料理は良く食べており、大好きなのだが、やはり時々は日本料理が恋しくなる。フィリピン料理は味が濃くて塩辛いので、胃がつかれてくるのだ。歳のせいもあるのだろうが、時々、さっぱりした出汁味の料理が食べたくなるのである。

今時は、大きなスーパーマーケットでも、様々な日本食材が販売されている。カップラーメン、蕎麦、インスタント食品など、結構な食材が手にはいる。いざという時に近くのスーパーで日本食材が手に入るというのは心強い。

マカティ―に行けば、日本食材店なども多く、ここでも様々な食材を買うことができる。

今回は、より安く日本食材を購入する目的で、フィリピンの市場にある、日本食材の卸売店に行ってきたので紹介したい。

場所を確認しておこう。上の地図だ。

地図の一番下部にある青い星印が、マニラ空港だ。そこから車で20分ほど東(右上)に行くと、現在住んでいる居住用のマンションがある。タギッグという場所だ。そこからまた車で10分ほど北(上)に行くと、外国人の多い商業地域であるBGC地区がある。高層ビルや大規模ショッピングモールが立ち並ぶ、フィリピンとは思えない場所である。多くの外国人のお金持ちが住んでいる。その左上にマカティがある。企業が多く活動する経済・商業地区の中心であり、多くの駐在員が活動している場所でもある。ここにも、多くの日本料理店、日本食材店が存在している。

さて、空港に目を戻し、そこから西側(左)を見ていこう。空港からは車で15分ほど西に行くとあるのが、ベイエリアであり、有名なオカダマニラがあるカジノ・エンターテイメント地区となる。アジア最大と言われる巨大ショッピングモールであるMall of Asia(MOA)があるのもここだ。カジノ経営が許可されている特区でもあり、オンラインカジノ経営のために中国人が大挙して押し寄せている場所だ(コロナ前は)。

この地域、灰色の星の場所に、賃貸用のマンションを買った。コロナ前は10万円で賃貸していたが、現在は半分になってしまっている。早く中国人が戻ってきてほしいのだ。中国は嫌いだが、中国マネーは大好きなのである。

そこからさらに北(上)に行き、首都マニラの中心部に近い赤い星の部分に、日本食レストラン&賃貸テナントビルを建てている場所がある。マラテとしう場所で、いわゆる歓楽街である。多くのKTV(まあ、フィリピンパブのような女性が接待する場所)や、飲食店が並ぶ場所で、外国の旅行者や世界中のスケベが集まる場所である。2019年からプロジェクトを開始しているが、コロナで作業が完全ストップしたり、業者のひとつがコロナで破綻して飛んだりと、悪戦苦闘している。

前置きが長くなったが、そのすぐ下のオレンジの星のところにあるのが、今回の目的地である、カルティマール市場である。

写真のように、通りの両側に様々な食材、調理器具などを売る卸売店が並んでいる。市場と言っても、なにかライセンスが必要というわけではなく、行けば誰でも買うことができる。

その一角に、日本食材専門のお店が数軒ある。

DARUMAYAさんは有名である。店の中はこんな感じ。

レストランを開業したら、多くの食材をここで調達することになる。その下調べも兼ねて見てきたのである。

値段をちょっと見てみると、このバーモントカレーは186ペソ(413円ぐらい)か。最近円安なので、円にするとちょっと高く感じる。日本で買うと250円前後で買えるので、やはり日本から持ってきた食材はそれなりに高くなる。

チップスターは157ペソ。350円ぐらい。日本だと200円ぐらいか。

やはり外国で日本の食材を買うには、それなりの値段を覚悟しなければならないようだ。

とはいえ、まったく日本料理を食べずに暮らすのはストレスだ。こうして、いつでも日本食材が調達できる環境というのはありがたいものである。都市部に移住する一つのメリットであろう。地方に移住した場合には、こう簡単に調達するのは難しいであろう。

この場所には、ほかにも生鮮食材も多く揃っており、これからはちょくちょくお世話になる場所になりそうだ。

続く

     
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