フィリピン移住  日曜日の街の様子

やっと日曜日がやってきた。1週間ぶりの休みである。もっとも、店が営業開始したら、毎日営業なので、今よりもはるかに休めなくなる。こうして、日曜日1日ゆっくり休めるだけでも、ありがたい事なのかもしれない。個人商売の大変さである。

休みとはいえ、朝からユニフォーム素材の買い出しに、また問屋街に向かったのだ。

もうすぐ中国の新年ということもあって、なんか街が賑やかである。安い問屋街は中国人経営が多く、中華街、問屋街など、エネルギッシュな地域がこのあたりには連なっている。

 

問屋街の入口もこんな感じで人と物がごったがえしている。みな比較的真面目にマスクをしているが、ソーシャルディスタンスなどは1mmもない。

 

ちょっと安い玉ねぎが露店で売っていると、こうしておばちゃんが、わんさか集まってくる。これだって、昭和の日本ではよくみられた光景なのだが。

 

問屋街で目当ての生地などを入手し、今度はベイエリアにある、近代的な巨大ショッピングモールであるMall of Asia(MOA)に来て昼食をとることにしたのである。昭和初期から令和の時代にワープした感じがする。

オミクロン流行当初は人影が消えたモールだが、かなり人出も戻ってきている。

昼食をとった店は、フィリピン料理、日本料理、中華料理などが食べ放題の店だが、下の写真のように大人気。

飲食店の入場制限などもなく、パーティションもない。食べ物を取りに行く際にはマスク着用と言われて、みなそれをちゃんと守っているものの、これでは、オミクロンも苦笑いである。

オミクロンにかかっても、症状が大したことがないとわかったし、すでに回復している人も多くなり、また、開国の情報や、アラートレベルが緩和されるニュースも流れたこともあって、もう人々の行動は正常に戻っている感じである。まあ、それで良いと思っている。

フィリピンでは、日雇い労働者、微細規模個人商売が多く、社会の封鎖はもう困窮に直結する。直結というか、もう、限界を超えている。収入がなくなっても、寒さで死ぬことはないし、宗教的な助け合いの文化でなんとか社会崩壊までは至っていないだけであろう。

本当の社会、生活の現場で生きていない、政治家や専門家が頭で考えているコロナ対策などは、もはや誰からも信用されておらず、自分で自分の行動を決めているのが今のフィリピン社会なのである。

などと言いながら、最後に1週間分の買い物をして帰るのである。巨大なショッピングモール内にあるスーパーマーケットもまた巨大である。

もううんざりするぐらいに広い。しかし、売っている物の種類がそれほど多いわけではなく、同じものがあちこちに陳列されているし、その巨大さをもてあましている感が強い。ここも人でいっぱいである。

さて、来週からはまた仕事が忙しくなりそうだ。ゆっくり休んで、月曜日に備えることにしよう。

 

     
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