日常の買い物をするには、日本のようにスーパーに行けばほとんど必要なものは入手可能である。都市部なら各地にあるショッピングモールには、だいたいスーパーマーケットが併設されている。マニラ地区には、このようなショッピングモールが無数に点在しているのだ。
その他には、ローカルな商店街の小さいお店で、肉や野菜などを買うことが可能だ。昔ながらの商店である。こちらの方が安いのは明らかだが、肉などは常温のまま店頭に置かれており、ハエさん天国状態だ。まあ、生で食べるものではないにしても、慣れが必要である。
近代的なスーパーマーケットは日本と変わることはない。清潔だし、品ぞろえも豊富だ。巨大なのだが、同じものが、いろいろな場所に配置されており、無駄にスペースが使われている感じがする。
また、レジカウンターに、長蛇の列が作られていることも、フィリピンあるあるである。
このようなスーパーでも、ある程度は日本食材を入手可能である。ラーメンやちょっとしたスナック、調味料はよくみかける。とはいえ、最近は、韓国品の品ぞろえが圧倒的だ。ここマニラでも、韓国勢力は強く、日本の経済力や存在感はもう本当に過去のものである。インスタントラーメンなども写真のように、ほとんどが韓国製品である。
肉や野菜も問題なくちゃんとしたものが入手できる。魚は日本でもおなじみなのはサーモンとかツナ系ぐらいか。あとは淡水魚系が多く、あまり日本人にはなじみがない種類が多い。
これはティラピアという魚で、こちらではかなりポピュラーである。あぶらでフライにして食べたりする。白身のくせのない味で、自分も大好物である。
値段的にはどうなのであろうか?上の写真のサーモンは、958ペソ(2000円程度)と表示があるが、こちらは基本的にキロ単位の値段が表示されている。1キロ2000円だ。日本だと切り身3切れで500円ぐらい?だとすると、ちょっとフィリピンの方がむしろ高い感じはするがどうだろうか。
なんにしても、このような都市部の近代スーパーで買うと、まったく物価が安い気はしない。ちゃんとした品質のものを入手できる安心感はあるが。引退後のフィリピン移住生活は、やはりなかなか生活費を節約するのは難しいのである。