いよいよ、nanacoカードで住民税をセブンイレブンで支払った。実践方法を含めて、報告したい。
これまでの記事では、
横浜では住民税はクレジットカードでは払えない。nanacoを使って支払うことで、nanacoにクレジットカードからチャージすることでポイントをゲットする作戦を立てた。
前回の記事では、4枚のnanacoカードを新規作成して、そこにクレジットカードを登録し、チャージする準備を整えるまでを整理した。
今回は、そのnanacoカードに実際にクレジットカードからチャージして、セブンイレブンに行き、支払いを実行するまでである。
作成したnanacoカードにクレジットカードからチャージする方法
前回の記事で、新規にnanacoカードを作成してから10日間待ち、クレジットカードを登録する作業まで完了した。
さらにそこから1日(24時間)待ち、その登録したカードから、実際にチャージする手順を以下に示そう。
会員メニューにログインするのは、前回の記事と同じだ。
上図ではすでにマネー残高が48,899円になっているが、これは申し訳ないが、ちょっと無視してほしい。初めてチャージする場合には、このマネー残高がゼロ、センターお預かり分もゼロが正しい状態だ。
中央左のnanacoクレジットチャージをクリックする。
クレジットカードを事前登録した際に設定したパスワードを聞かれるので、正しく入力して次へをクリック。
中央左のクレジットチャージ(入金)をクリックする。
(ちなみに、上記ページで、クレジットカードチャージに関する設定や、履歴の確認などをすることができる)
上記ページでチャージする金額を指定する。今回は、最大の5万円をチャージするが、上記の赤文字の注意事項にもあるように、1回のチャージでの最大額は30,000円だ。
従って、50,000円をチャージするには、まず30,000円をチャージし、同じ手順でもう一度、20,000円をチャージするという手順を踏まなければならない。
それなりに理由はあるのかもしれないが、結局できちゃうんだから(1日の上限額は50,000円)、1回で50,000円チャージできる仕様にすればよいのに? 理解に苦しむ。
紛失や盗難にあった場合に、カードを失効させる時間を稼ぐためにも、1日の上限額を設けたり、1ヵ月の回数上限を設けるのは理解できるが、1回のチャージ額を無意味に30,000円に抑えるのは、使い勝手を悪くするだけだ。
金額を上限の30,000円を選択して次へをクリック。
上記のように確認画面が出るので、申し込み をクリックする。
上記ページが出れば完了となる。
この手順をもう一度、繰り返して、20,000円を追加でチャージすると、合計で50,000円がチャージできることになる。
上記は、最初の30,000円をチャージした直後の状態であるが、このように、今チャージした金額は、一旦とにかくセンターお預かり分というのになる。これもまったく理解できないし、使い勝手を悪くしているとしか思えないが、とにかくnanacoはそういう仕組みなのだ。誰がこのシステム開発を受注したのだろうか・・・
上記の手順で、最初に30,000円をチャージすると、センターお預かり分として30,000円がチャージされ、追加でチャージした20,000円もここに入り、合計で、50,000円が、センターお預かり分としてチャージ(残高になる)された状態にまでするのがゴールである。
現金でチャージする場合には、直接、カード内残高にチャージされるようだ。
面倒なのは、このセンターお預かり分を実際に使うには、「残高確認」または「現金でチャージ」を行う必要がある。要は、セブン銀行のATMやセブンイレブンのレジなどで、残高確認をしないと、このクレジットカードチャージした50,000円を使うことができないのだ。
これも、もう、使い勝手を悪くするだけだ。
慣れればまあ慣れるが(笑)、最初は本当にnanacoの使いにくさには激怒した。実際には、それ以降、nanacoはまったく使っていなかった。今回のように、どうしてもnanacoを使わなければならない場面がなかったからだ。使わないでよいなら、使いたくない電子マネーがnanacoである。
しかし、もうキャッシュレス決済が色々登場している中で、nanacoのままでは、どうにもならないだろう。下手をすれば、セブンイレブン自身の存続にも関わるのではないか。実際にpaypayやLINE Payで大きなポイント還元を受けられる状況の中、まったく個人的にはセブンイレブンを使用しなくなった。ちょっと探せば、セブンイレブンじゃないファミマやローソンが近くにあるので、わざわざ使い勝手も悪く、ポイント還元の低いセブンイレブンを使う気にはもはやなれない・・・
nanaco1枚にクレジットカードチャージできる最大の限度額は5万円じゃない
さて、整理しよう。
上記のように、クレジットカードチャージについては、いろいろな金額や回数制限があって面倒極まりないのだが、ここで整理しよう。
まず、センター預かり分としての限度額は50,000円である。
上記の手順で、30,000円のチャージと20,000円のチャージを実行すれば、合計50,000円がセンター預かり分としてチャージされた状態になり、これが限度だ。
ここで、1回、残高確認をしよう。
nanacoカードの場合は、面倒だが、一度セブンイレブンのレジに残高確認をお願いするなり、セブン銀行のATMで残高確認をする必要がある。
そうすると、このセンター預かり分の50,000円が、するっと、カード内残高の方に移されて、使えるようになる。
同時に、もちろん、センター預かり分はゼロに戻る。
この状態にして、上記と同じ手順で、もう一度、30,000円+20,000円のチャージを実行すると、
チャージされている状態を作ることができる。
これが実際には、1枚のnanacoカードにクレジットカードチャージできる最大限なのである。
ちなみに、nanacoモバイルの場合には、アプリから、「センターお預かり反映」という機能で、すぐに、その場で、残高確認と同じように、センター預かり分からカード内残高に移行することができる。
支払い最大限である25万円をnanacoで支払う方法
1度の支払いでnanacoで支払い可能な上限は25万円である。1回の支払いでnanacoが使えるのは5回まで。1回の上限は(カード内残高の上限)は50,000円なので、5回で25万円ということだ。
なので、25万円を越える場合には、とにかく残りは現金で支払う必要がある。
25万円を最もシンプルに支払うには、
5万円チャージされた(カード内残高5万円)nanacoを5枚用意する
のが一番簡単だし、トラブルフリーだ。
レジで順番に、5枚のカードをかざして行けばよい。
最初の記事に書いたように、自分も、nanacoカードを新規作成し、この5万円チャージx5枚のカードの状態を作って支払う計画であった。
この場合は、まず、上記手順で、それぞれのカードに、クレジットカードチャージして、センター預かり分に5万円入っている状態にして、セブンイレブンに行き、セブン銀行ATMで、すべて残高照会をして(5枚とも)、カード内残高にした状態にしてから、レジに行って支払うという段取りが必要になる。
センター預かり分をうまく活用し、少ないnanacoで支払う方法
上記のように、5枚のnanacoを用意する以外にも、
実際に25万円を越える税金をセブンイレブンでnanacoを使って支払ってみた
- すでに持っているセブンカードプラスについているnanaco
- スマホに登録してあるnanacoモバイル
- 新規作成して1枚だけ利用可能になった通常の新規nanacoカード
- セブンカードプラスのnanaco—–>セブンカードプラス(還元率0.5%)
- nanacoモバイル——>セブンカードプラス(還元率0.5% 上記の同じカードで大丈夫)
- 新規nanacoカード—->リクルートカード(還元率1.2% 3万円まで)
それぞれに以下のようにチャージしておく
- セブンカードプラスnanaco: センター預かり5万円 + カード内残高5万円
- nanacoモバイル: センター預かり5万円 + カード内残高5万円
- 新規nanacoカード; カード内残高5万円
合計25万円分だ。
これでいくらのポイント還元が貰えるかというと、
20万円x 0.5% + 3万円x 1.2% = 1360円だ。 ささやかなものだ。
もっと細かく言えば、最後のnanacoカードでは、3万円分をリクルートカードでチャージした後に、登録するクレジットカードを別に持っているyahoo Japanカードに変更し、そこから残り2万円をチャージすると、もうちょっと還元ポイントが増えるが、今回は面倒なのでそこまでやらなかった。
まあ、このささやかなポイント分で、ビールなりおつまみをセブンイレブンで買って帰り、無事納税できたことの打ち上げを家でやるのも良いであろう。老後とはそんなもんだ(笑)
レジでの支払いオペレーション
上記の3つのnanacoを準備する方法はすでに解説済である。
間違いなく、「残高確認」などをして、センター預かり分とカード内残高に、しっかりチャージされた状態にしておこう。
この状態で、レジに行き、nanacoを複数枚使って税金を払いたいのだけど、今大丈夫ですか?と店員さんに下から目線で聞いた。
今回の店員さんはプロの方で、慣れているようだ。すぐにピンと来てくれて、支払い上限とかあるけど大丈夫かなどと注意までしてくれた。こっちはこのブログ記事を書くために、事前準備は万端だ!
今回は1/4期分の支払いなので、それ専用の支払いシートを渡す。いよいよ支払いオペレーションだ。
レジの液晶画面に表示されるOKボタンをタッチさせられて(これはいつもの手順)、
nanacoモバイルをタッチさせて、最初の5万円の支払いを行う。これ自体は、普通にnanacoで支払うのと変わりない。
レジ端末をどう操作しているのかは、さすがにわからないが、すぐに次の支払いに進める。
店員さんの操作のあと、今度は、上記1のセブンカードプラスのnanacoで支払う。実際には、今度はこのカードでと、店員さんにカードを渡ししてタッチ作業をやってもらった。
なぜなら、その間に、最初の支払いで使用したnanacoモバイルで、アプリからセンター預かりになっている5万円を、カード内残高に移行する作業を自分でするためだ。出来ることは自分でやってしまおう。(この残高確認処理をやらないと、センター預かり分で支払うことができないのだ)
セブンカードプラスのnanacoでの支払い(支払いアクション2)が終わるとすぐに、次の支払いは、今、操作した(支払いアクション3)、nanacoモバイルの残りの5万円で支払う。
ここまでで、15万円支払ったことになるわけだ。
スムーズに事を進めるために、次は、上記3の新規nanacoカードをタッチして、5万円を支払おう。これは簡単だ。すでにカード内残高に入っているから。
さて、ここで、店員さんにお願いしなければならない。
先ほど使った上記1のセブンカードプラスのnanacoのセンター預かり分の5万円を最後に支払いたいからだ。しかし、そのためには、まず、このカードで「残高確認」をしてもらって、センター預かり分の5万円をカード内残高に移行させなければならない。近くにATMがあれば、自分でできるが、簡単なのは、店員さんに、そのレジで「残高確認」をしてもらうことだ。
今回の店員さんはプロなので、すぐに処理ができた。支払い途中でも、1つキーを押すだけで、残高確認ができる。言われるがままに、セブンカードプラスのnanacoカードをタッチさせると、一瞬で残高確認が完了した。
すぐに引き続き、最後の支払いが可能だ。店員さんの指示で、いま残高確認をしたセブンカードプラスのnanacoカードをタッチさせれば、5万円支払うことができた。
以上で、計25万円の支払いが完了したので、残りは現金で支払った。これも何も問題ない。
今回は、nanacoモバイルは自分でアプリから残高確認をしたので、全体では1回だけレジでの残高確認作業を店員さんにしてもらったわけだ。しかし、まあ、別に慣れた店員さんであれば、nanacoモバイルも、店員さんに残高確認してもらっちゃった方が、逆に手順はシンプルだったかもしれない。
いずれにしても、これで今回の支払いをまるで問題なく完了することができたのである。
今後のnanacoでの支払い作戦
ぐちゃぐちゃと書いてきたので少し整理しておこう。
ただし、この場合、事前登録するクレジットカードをどうするかという問題はある。nanacoチャージでポイント還元するクレジットカードを揃えられるかだ。
揃えられなければ、1回あるnanacoに登録したクレジットカードを削除し、異なるnanacoに登録してチャージするという手もあるが、そのたびに24時間の待ちが入るしで、それはそれで面倒である。
クレジットカードも少なくて済むし、支払い手順も店員がちゃんとしていれば問題ない。これから支払いに使う近所のコンビニを決めて、そこに事前に聞いて(確認して)おくのでもよいだろう。
今回は1/4期の支払いだが、3ヵ月後には2/4期の支払いがある。それまでに以下の方針で事前準備しておこう。
もっとも還元率の高いリクルートカードは、月の上限が3万円までだ。なので、次回の支払いまでに、できるだけこのリクルートカードを登録してチャージ(毎月1回、3万円チャージ)をする。最大で3回チャージできると思うので、9万円分(センター預かり分とカード内残高合わせて)をとにかく次回までに時間をかけてチャージしておく。
- リクルートカードで9万円をチャージした新規nanacoカード
- セブンカードプラスのnanacoカード(10万円チャージ)
- モバイルnanaco(6万円チャージ)
こうしておけば、次回の支払いでは、
9万円x1.2%, 16万円x0.5% =1880円のポイントをゲットすることができるわけだ。1年分だと7520円にもなる。家族で外食できるレベルだ。
まあ、もう来年からは、そんなに大きな住民税を払うこともないのだが、固定資産税などの支払いにも使えそうなので、どんどんnanaco払いを(クレジットカード払いできない支払いについて)拡大していきたいのである。
興味のある方は、是非お試し頂ければ。