【怒りニュース】「ヨドペイ」ってなんなん？　キャッシュレス決済の乱立

最近の記事は、【怒りニュース】な内容なのか、【節約生活】な内容なのか、ちょっとごっちゃになってきた感があるが、それはともかく、

今日はこんなニュースが流れてきた。

その名も「ヨドペイ」　ヨドバシもスマホ決裁参入へ

だそうです。

ヨドペイ

なんでもありだな、もはや・・・

ペイペイ、メルペイ、ヨドペイ・・・・楽天ペイはラクペイにしてほしかった・・

そんなことはどうでもよいのだが、

ちょっといくらなんでも乱立しすぎですね。これでは、淘汰→統一とならず、もう店ごとにそれぞれのキャッシュレス支払いを持っている状態になってしまうのだ。

支払いの手続きが面倒すぎる！

最近はコンビニで支払いをする時も、どの支払い方法が可能かをチェックし、一番還元の高い方法を選び、画面を操作してバーコードを店員に見せる。残高が足りなかったら、その場でチャージするのは面倒すぎる。さらに、ポイントカードや、お店固有のアプリの処理などもあれば、さらに手続きは増える。

まったく面倒だ。

各社が、例えば今回のヨドバシが、自分のキャッシュレス決裁（ヨドペイ）を立ち上げるのは、以前からやっている独自のヨドバシポイント還元のシステムを持続させるというのが主な目的であり、これが乱立するキャッシュレス決裁の仕組みが淘汰・統合化される事を阻む要因ともいえる。

もともとポイント還元（ヨドバシポイント）は、自社への囲い込み手段なので、還元ポイントは、ヨドバシでしか使えない。ヨドバシでしか使えないから客はリピートするのだ。

このような独自のポイント制度を、現状ではLINE Pay, ペイペイなどに乗っけることはできないので、キャッシュレス決裁の流れに乗り遅れないために、独自のキャッシュレスシステムを立ち上げるという方針になるのであろう。

それはわかるが・・・

利用者にそっぽ向かれたらおしまいなのに・・・

そうやって企業が儲けることばかり考えていたら、いずれは利用者は見放します。だって、使うのが不便だから。

現金はなにが便利って、どこでも使える（国内なら）ことだし、現行のクレジットカードもやっとほとんどの店で(自分が利用するお店の範囲ですが）使えるようになった。VISAであれ、JCBであれ。だから便利なのだ。

カード1枚だせば支払いは完了する（最近は、暗証番号入力とかあるが）。

現状のキャッシュレス決裁の乱立は、この利用者が支払う手間という意味では、まったくのレベルダウンであり、こんな面倒なこと、いつまでも利用者がやると思うなよ、と、言いたい。

２０％還元キャンペーンとかやっているうちはまだ使うけど、そんなのいつまでも継続できるわけない。

外国人が増えて、クレジットカードより、現金チャージのキャッシュレス決裁の方が敷居は低いのは理解できるが、この乱立状態では、外国人にとっては理解不能だろう。アリペイ・・・以上！の世界なのだ。

クレジットカードに比べて手数料の安いキャッシュレス決裁は、店側には歓迎だろうが、何種類も加盟する必要があるのでは、その効果は薄れてしまう。利用者にはそもそも関係ない。

こうして、利用者の利便性を無視して、とにかく加盟店の獲得だ、自社ポイント制度をキープだなどと言ってばかりでは、早々に我々は、現金に戻りますから！

行政はこういう時こそリーダーシップを！

くだらない事を規制ばかりしていないで、こういう社会インフラとなりえる仕組みについては、公共利益、利用者利益優先の立場で、しっかり行政が指導してもらいたい。携帯電話のSIMロックなども対応が遅すぎる。

例えば、一定の互換性を持たせることを必須とするとか、共通基本仕様の上で各社の工夫を可能とさせ、基本の互換性を保たせながら、競争させるとか。

たとえば、どの店でも、基本キャッシュレス決裁機能は使用可能だが、ヨドバシキャッシュレスをヨドバシで使った場合のみ、ヨドバシポイント還元を追加でゲットできるとかだ。ファミマでヨドペイも使えるが、もちろんその場合にはヨドバシポイント還元はない。

早くそういうインフラ方針を行政が打ち立てないと、もう戻ることのできない不便なキャッシュレス決裁社会になってしまうのだ！

ヨドペイ・・・自分的には、今のヨドバシクレジットカードで十分です！

まあ、特別還元祭あったら、ヨドペイ即導入しますがね・・汗