【早期退職】これからの仕事・生き方に迷う(1)

2019年3月末で、大学卒業後35年間務めた会社を57歳で早期退職し、第2の人生を模索してきた。模索すること自身が、第2の人生のスタートでもあった。そして今、8ヵ月が経過しようとしている。

このブログで記事にしてきたとおり、第2の人生は、自分のやりたいことを自分で決めて、自分の力で生きていくことが目標であった。起業、投資、そして再就職も含むすべてを選択肢として考えていた。とにかく自分で決めて納得することが大事であった。

大学卒業後に、あまり将来を考えることなく企業に就職してしまい、その狭い世界の中で必死に生きてきた。それはそれで後悔はないが、早期退職というチャンスを得て、一度これまでの生き方をリセットして、ゼロから自分の手でこれからの第2の人生を組み上げていきたかったのである。

 

 

この8ヵ月でやったこと・・・

 

早期退職で得た割り増し金を元手に、また、すべての時間を自分のために使える自由の中、自分で出来ることをすぐに始めた。

  • 不動産や金融資産などへの投資(国内・海外 株式/不動産)
  • 身一つで出来る労働(外国人ツアーガイド、Uber Eats配達業など)
  • SNSによる情報発信や、広告収入を得る仕組み構築

しかし、これらの事は、これから何十年とまだ続くであろう第2の人生を賭けることができるレベルに至ることは出来なかった。面白かったが、はまらなかった。夢中になれなかった。まだ8ヵ月しか続けていないのではあるが・・

 

そして、自分自身が働いて稼げる実業が欲しくなり、フィリピンでのレストランビジネスを立ち上げ始めた。それが、つい10月のことだ。

投資や商売をしながら、フィリピンへの半移住を考えていたが、しばらくは支出(投資)ばかりで利益を得るには時間がかかること、日本の学校に通い、日本での進学を希望している娘の世話など、悩ましい問題も多く抱えていた。

 

投資・出資・生活費などでどんどん減っていく現金資産に対する不安やストレスを感じ始めたのも、この1-2ヵ月のことであった。現実問題として、今は収入よりはるかに大きな資金が流出していくフェーズなのだから、当たり前の事なのだが・・・

 

ある方との再会があり・・・

そんな中、前の会社でお世話になった先輩から連絡を頂き、特定のスキルを持つ人材を探して欲しいとお願いされた。その先輩は、ある会社をリセットして新たな事業拡大のための再構築に関わっていたのだ。実質的にはベンチャー企業のスタートアップだ。そのスタートに必要な人材を見つけられないかと、相談を受けたわけである。

 

話を色々聞いていると、なにやら楽しそうだ。ゼロからのスタートでリスクはあるが、縛られるものはなく、自分達の力で作り上げていく会社であり、事業である。そういう事業のスタートアップに携わることができたら面白いだろうなぁ・・・と、ふと思ってしまったのである。

数日後には、その先輩に、なにか自分に手伝えることはないかとメールしていた。この時は、個人事業主として契約し、顧問的にお手伝いをして、わずかでも対価を頂くイメージで話は始まったのであるが、その後突然思わぬ方向に話は進み、その会社のスポンサー企業(親会社的)のトップから、その会社だけでなく、スポンサー企業グループ全体をみる(ある領域について)仕事をしてくれないかと、お誘いを頂くことになったのである。

詳細は割愛するが、何度か先方の役員と面談し、やるからには、顧問的立場ではなく、フルの雇用契約でどっぷり仕事してもらいたいとのリクエストもあった。完全に退職前の働き方やポジションに戻る感じである。いや、実績と歴史がない分、より厳しい環境になるであろうと推測できた。

これが約3週間前の状況である。ここから、この仕事を受けるかどうか、本格的に悩むことになったのである。

 

受けるべきか、受けざるべきか・・・

悩みはこうだ。

  • またそれなりの規模を持つ会社の従業員になることの「繰り返し感」
  • フィリピンで準備中の商売をどうするか、フィリピン移住をどうするか
  • 始めたら、簡単には辞められないであろう、時間的な自由度のなさ
  • 新たな人間関係によるストレス増大、自由な時間を失う怖さ

その一方で、魅力もある。

  • 興味を持って打ち込める仕事の内容とポジションのオファーであった事
  • 人に必要とされている感
  • 安定した収入の確保→投資や自分の商売へさらに展開できる
  • 新たな人間関係、出会いによる新たなビジネスチャンスの可能性

 

色々、先輩・友人にも相談したが、やはり、また会社員に戻ることへの否定的な意見もあったし、自分を求めてくれる所があるなら行くべきだという意見もあった。

さて、どういう結論を出したのか・・・

それは次の記事にて。

 

     
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