【怒りニュース】メインバンクをネット銀行に変更する!(後編)

前編の怒り暴言編は↓からどうぞ

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ということで、メインバンクを変えることにしたのである。

 

どの銀行に変えるのか?

銀行にもいろいろある。メガバンクは3グループあるし(みずほ、三菱UFJ,三井住友 ファイナンシャルグループ)、ゆうちょ銀行、地方銀行も多い。最近では支店を持たずにネット上だけにあるネット銀行(イオン銀行、セブン銀行など)も数多く生まれている。

それぞれに特徴があるので、ネットで情報を比較するだけでも大変だ。専門のwebページもあるので、参照して頂きたい。

預金の金利を重要視するのか、利便性なのか、運用コストなのか、投資のしやすさなのか、ポイント還元率なのか・・・・

自分にとって重要視する事をある程度決めておくのがよいだろう。

自分の場合だが、発端は現メインバンクに対する怒りなので、

  • 即時振り込みをサポート済の銀行
  • 手数料が安い
  • 利用はネットでの振り込み、コンビニATMの利用がメイン

正直、完全な比較の上で決めたわけではないのだが、まずネット銀行にしてみようと考えた。メガバンクに失望したからだ。企業努力を忘れた奢りを感じたからだ。であれば、過当競争に直面している新参組のネット銀行にしようかと考えたわけだ。

 

 

ネット銀行のどこにするか?

イオン銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行、SBJ銀行など、いろいろなネット銀行が選択可能だ。

イオンや楽天とは生活の中であまり関連がない。生活圏では、イトーヨーカドーだし、アマゾン派だ。

その意味では、株式投資をSBI証券でやっているという馴染みもあり、住信SBIネット銀行にしてみたのだ。

SBI証券にすでに株式取引の口座があるため、簡単な申し込みだけで、すぐに口座を開設することが可能だ。SBI証券ではいろいろな情報を出したが、今回はその情報を利用してすぐに銀行口座を作ってくれるのはありがたかった。

バックには、メガバンク系である三井住友信託銀行がいるのも安心だ。三井住友信託銀行とSBIが共同出資で設立したのが住信SBIネット銀行だ。ネット専業であり、なにか新しいサービスをどんどん提供してくれそうな期待感を持てる。

SBI証券との連携機能もいろいろあるようだ。わざわざ証券口座にお金を移さなくても、SBI銀行の口座から直接株の売買資金に使えるとか(これはちょっと危険なサービスだが・・)

 

住信SBIネット銀行のメリットは?

先程あげた3つの条件をチェックしてみよう。

  • 即時振り込みをサポート済の銀行

きっちりサポートしている。これで今後は、夜中でもすぐにゆうちょ銀行の口座に入金(振り込み)が可能になる。もはや当たり前の機能とも言える。

  • 手数料が安い
  • 利用はネットでの振り込み、コンビニATMの利用がメイン

この2点については、以下のとおり、現行銀行と比較してみよう。

振り込み手数料はどうか

現行の銀行はすごい。

  • 同一支店内の振り込みは無料
  • 他支店への振り込みは216円(3万円以上の場合)
  • 他行宛て振り込みは432円(3万円以上の場合)

すごいのは、最初の支店内しか無料ではないことだ。支店内とか利用者からすると関係ないし。もう銀行内部の仕組みが旧態然とした縦割りであることがすぐにわかる。何度も大きな合併を繰り返してきた歴史だ。

そういう古い巨象は、もう滅びるしかないのであろうか?巨象がどんなにダイエットしても、チーターになれる事がないだろうことは、子供でもわかる。

一方で、SBIはどうか?

  • SBI内、および三井住友信託銀行への振り込みは無料。
  • 他行への振り込みは154円

支店の感覚がないので、とてもシンプルだ。利用者にとって支店なんていう物理的な括りは、どうでもいい。いまだに、口座の無い支店ではできない手続きとかたくさんあるようだ。

銀行という長年の驕りが、進歩をスピードを極端に下げてしまったのであろう・・・

 

コンビニATM手数料はどうか

現行の銀行の場合は、

  • 108円~206円(時間帯で異なる)

SBIの場合は、

  • 108円(ぽっきり)

時間帯が遅いから追加料金をとる・・・なんとも古い感覚だ。24時間空港にアクセスする電車の終電が1時なのと同じぐらい古い慣習から抜け出せていない。

 

なお、上記振り込み手数料もそうだが、利用者の状況に応じて(たとえば貯金残高とか)、月何回までは無料というのがどこにもあるので、正確には、個人状況に応じて優劣は調べないと正確ではない。

 

セキュリティはどうか

現行の銀行で驚いたのは、手元でワンタイムパスワードを生成するトークンという小さいデバイスがある。これがあると、より安全に振り込みなどができるわけだが、このトークンを発行する料金が2160円かかるという。横浜銀行でさえ、無料だ(再発行は費用がかかる)。

そもそも安全な取引ができないシステムだからトークンのようなものを導入して、安全性を利用者側で確保しなければならないのに、そのコストを利用者に負担させるという考え方はビジネス的ではなく、やはり金貸し上から目線的だ。

SBIはもはや取引デバイスはスマホであり、スマホの生態認証とリンクさせて、口座所有者しか振り込みができないようなスマート認証機能を「無料」で提供している。もちろん、スマホ自身のセキュリティを高めておくことは利用者の責任である。オンラインバンキングに限ったことでは今はない。

 

まとめ:住信SBIネット銀行に移行する。面倒だぁぁぁ!

手数料などたかが100円程度の違いではないか・・・・そう考える方も多くいると思う。自分もまさにそうだった。

どこで、何時にATMを使おうとも、そこで手数料をとられたのか無料かなど、気にもしなかった。

しかし、早期退職、退職金節約生活を始めるにあたり、大きく価値観はかわった。

無駄にできるお金など1銭たりともない。

自営業を考えて価値観はかわった。

24時間即時振り込み機能を提供しないサービスなど使う価値がない。使う価値のないものに、1銭たりとも払えない。ビジネスはそんなに甘くない。

日本の基本は、横並び安心文化である。いまだにそれは支配的と感じる。メガバンク、みなが預けている銀行を使うのが一番安心だ。ほかの人も使っていることに一番価値を見出すのだ。それは悪いことではないかもしれないが、それだけでは正しい、損しない判断ができなくなってきているのかもしれない。

個人個人が、一人ひとりが、自分で自分の使うサービスを選択する。そういう自己責任主義がもう少し日本の文化の中に取り入れられてくると良いのだと・・・そんなことまで、銀行に文句を言いながら考えた一日だったのである。

 

しかし、本当に久しぶりに、窓口オペレータに対して、激怒してしまった。オペレータは悪くないのにね。反省である。

その銀行とはどこなのか? それは秘密だ。

しかし、手続きの事を考えるとぞっとする。最近新規に慌てて作ったクレジットカード類も含めて、支払いはほとんどが、この銀行口座からの引き落としになっている。その登録を全部変更しなければいけないのだ・・・・でも絶対やってやる。メガバンクゆるさん!

あともうひとつ、預けてある預金を国が保護してくれる制度(預金保険制度)は、メガバンクもネット銀行もかわりません。その点は安心ですね。ただ最大が1000万円までなので、退職金のような大きなお金は、複数の銀行に別けて預ける方がよさそうですね。

 

     
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