退職金を増やす方法 米国株をドルでお得に購入する方法 SBI証券と住信SBIネット銀行を活用する

ご好評を頂いている、「早期退職の退職金を増やす方法」シリーズだ。

今回は、結局は最強の経済力を誇る、米国市場で米国株を取り引きする方法をご紹介したい。それも、大変お得にである。米国株取引を米ドル建てで行う場合には、為替手数料が結構ネックになる。扱う金額が大きいからだ。

SBI証券と、SBIネット銀行を連携させることで、為替手数料、振り込み手数料などを大きく削減できる。

外貨での投資は、各種手数料に配慮しないと、大変大きなロスを招くので、是非、ご一読頂ければ幸いである。

 

今回は、外貨の為替・振り込み手数料の大幅な節約方法について整理していくのである。

 

米国株を米ドル建てで取引する理由

以前、こちらの記事でまとめた、今後の退職金の投資・運用方針を見て頂きたいのである。

 

実は、2019/5/25の時点で言うと、日本株をめいっぱい持っているのだ。売りポジションから買いポジションに転換させている。とはいえ、まったくの短期投資分である。

上記の記事で書いたように、中期でみれば、確実に世界景気減速は起こるであろう。米中貿易戦争がどこまで続くか、深刻になるかによっても雰囲気は変わってくるであろうが。

その中でも、日本株式の先行きには何も期待できない(全くの個人的な見解である)。

もはや、日本は、世界経済のメインプレイヤーではありえない。これと言った支配的な産業、資源、マーケット,労働を持たないからだ。そして、この30年間に、構造的、手法的、思考方法的に、世界の競争相手に勝てる日本のadvantageを自ら捨ててしまってきたからだ。

 

まあ、それはともかく、

世界景気のリセッションは覚悟しながらも、特にそのような状況から回復が一番早いのは米国市場であろうと考えており、今から、米国株式にリアルタイムに投資できる環境を準備しているのである。

 

状況に応じて、少しづつ、米国S&P500インデックスETFを買い増して行きたい。

 

現時点では、かなりの投資ファンドが、S&P500 ETFを売っている(大きく下がると思っている)との報道も見た。米中貿易戦争の悪化や、経済指標の悪化などで、大きく米国株価も下がる方向であることは多くの方が考えているところであろう。

いずれにしても、大きく株式市場からお金が流出し、株価全体が下がれば、基本的には買い場到来である。そのリセッションに引きずられて日本の株価も下がるであろう。そして、おそらく、そこからの回復が一番遅いのも日本市場だ。

回復期に、米国市場でまず先に稼ぎ、その後遅れて始まる日本市場の回復でも、もう一儲けの作戦である。

 

 

SBI証券での外国株取引の方法

まずはもちろん、SBI証券での取引口座を作らなければいけない。

口座開設するだけでは、1円たりともお金はかからない。SBI証券の口座は、株式の売買などをしなければ、お金がかかることはない。なので、「準備をする」つもりで、口座だけは今作っておくことをお勧めする。

将来、株取引だけでなく、iDeCoやつみたてNISAなども、簡単に開始することが可能になるからだ。

 

なぜSBI証券なのかと言えば、後述する住信SBIネット銀行との連携があるからだ

必要な時に瞬時に銀行の口座から、証券口座にお金を移し、すぐに買い付け可能だ。

これは実は非常に重要で、お金を証券口座に置いておくと、つい、株を買ってしまう事がある。簡単に買えてしまうからだ。お金を証券口座に置いておかなければ良いのだが、それだと、暴落などのいざという時の買い場に間に合わない可能性がある。

本当に必要な時に、すぐに買い付けができるように、住信SBIネット銀行の口座から、即時でSBI証券口座にお金を移すことができるこの組み合わせは、とにかく最高なのである。

 

SBI証券で口座を新規開設する方法

ネット証券会社なので、口座の新規開設もネットで完結する。

大きな手順としては、

下記のリンクより口座開設の申し込み手続きが可能だ(情報入力、マイナンバーカードの写真アップロードなど)。

何にしたって、この手の手続きには、マイナンバーカードが必要になる。まだカードを作っていない人は、区役所ですぐに作りましょう。

web上で各種情報を入力して申し込みを完了すると、数日後に、SBI証券から郵便が届く。それで取引が開始できる。

非常に簡単である。

現在マイナンバーカードをまだ持っていなくても、webからの申し込み手続きは完了できる。本人確認書類の提出方法を、「書面」または「Eメール」を選択すればよい。

さらに、SBI証券の口座開設の中で、住信SBIネット銀行の口座開設も同時に申し込むことができる。あわせて、開設してしまおう。

 

すべてwebでの作業で完了できるので、マイナンバーカードを用意した上で、下記よりさくっと口座を開設してしまおう。

繰り返すが、SBI証券の口座も、住信SBIネット銀行の口座も、開設するだけでは1円たりとも費用はかからない。

 

SBI証券の口座開設はこちらから

 

住信SBIネット銀行で外貨に両替する方法

住信SBIネット銀行の概要は、以下の記事で整理したので、ご参照願いたい。

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今後の大きな流れであるが、

  1. 住信SBIネット銀行の自分の円口座に両替したい円を振り込む。
  2. 住信SBIネット銀行で外貨に両替する。両替された外貨は、自分の外貨普通預金口座に入れられる。
  3. SBI証券から、外貨での入金手続きをする。住信SBIネット銀行の自分の外貨普通預金口座に入っている外貨は、瞬時に手数料無料でSBI証券の自分の口座に移動させることができる。
  4. SBI証券の外国株取り引きで、この外貨を使って、買い付けを行う。

 

このような流れとなる。細かく見ていこう。

住信SBIネット銀行で外貨に両替する方法

まず、自分のお金を住信SBIネット銀行の自分の円口座に振り込みは完了しているものとする。それは普通の銀行間の振り込み手続きだ。

住信SBIネット銀行にログインし、外貨普通預金に行く。(下図赤丸部をクリック)

 

 

右のサブメニューから、為替レート・注文 をクリックすると、以下の画面が表示される。

 

その時点での、米ドルや他の外貨での、売却レートと、買い付けレートが記載されている。円から米ドルに両替するのは、米ドルの買い付けになるので、上図の場合、1ドルを109.45円で買うことができるのだ。

逆に、米ドルを円に両替したい場合には、ここで売却すればよ。109.41円で1ドルを円に両替できる。

住信SBIネット銀行の両替手数料は非常に安い。上記レート(買い付けレート、売却レート)には、為替手数料も含まれたレートになっている。実際には、現在、1米ドルあたりの手数料はわずか4銭だ。これは破格だ。

例えば、1万米ドル分を円から米ドルにここで両替(買い付け)した場合には、上記のレートであれば、1万ドルx109.45円=1.094.500円のお金が円口座に入っている必要がある。このうち、1万ドル x 4銭 =400円が銀行の手数料として含まれていることになる。

他の銀行では、この4銭の手数料が、50銭だったり1円だったりする。1円だったら、1万円の手数料を払うことになるのだ。銀行の両替レートには、このような銀行が取る手数料分が含まれていることを理解・注意しなければならない。銀行を選ばないと、とてつもない手数料を銀行にとられ、儲けがふっとぶ可能性すらある。

外貨での投資を行う場合には、円から外貨、外貨から円と、基本的には往復での両替が発生する。だから、そこにかかる手数料をしっかり節約することが極めて重要であり、本記事では、その方法を記載していることになる。

 

この手数料は、外貨の種類によって違うので、確認が必要である。画面の左メニューの、為替コスト・金利 をクリックすると、手数料一覧が表示される。

 

米ドルに両替する場合には、上手の米ドル/円のところの買付をクリックする。

 

上記画面が表示されるはずだ。円の入っている自分の円口座(出金口座)、入金口座は上記のとおりでよい。買い付け金額は、円でいくら両替するのか、外貨でいくら分を両替するのかを選択し、その数字を入力する。100万円を米ドルに両替したければ、円指定を選び、100万円と入力すればよい。パスワードを入力し、確認するをクリック。これだけだ。

これで、自分の外貨普通預金口座に、100万円分の米ドルが両替されて入金されたことになる。

左メニューから、残高照会するれば、米ドル普通代表口座に、米ドルが入金されているはずだ。

この米ドルで、SBI証券で外国株を買うことになる。

住信SBIネット銀行での作業はこれで終了である。

 

SBI証券で外国株式取引を始める方法

 

すでに、冒頭の手続きで、SBI証券の円口座が開設されており、SBI証券のホームページにログインできる状態になっていることが前提です。

SBI証券にログインし、上部のバー部分から、外国株式・海外ETFのタブをクリックし、表示されたサブメニューから、口座開設・お取引までの流れをクリックします。

外国株式を取引するには、ここから外国株式口座を開設する必要がありますが、簡単です。

 

 

こんな画面が表示されるでしょう。今すぐ外国株式口座開設をクリックし、いくつかの書面の確認を完了すれば、その時点ですぐに外国株式の取引が開始できます。

外国株式の取引は、これまでの国内株式の取引とは違う場所で行うことになります。上記にありますが、口座開設が完了したら、

SBI証券のトップページ(ログイン後に表示されるページ)の右側に、縦長でお取引・口座開設の枠があり、その中に、外国株式の項目があると思います。その右側に取引のボタンがあるので、そこをクリックすると、外国株式取引のページに行くことができます。

 

 

 

こんなページが表示されると思います。

これで、SBI証券で、外国株式の取引ができる準備は整いました。

 

SBI証券の外国株式の口座に、外貨を入金する方法

外国株式を購入するには、その資金を外貨で用意する必要があります。SBI証券の中で、円から外貨に換えて外国株式を購入することも可能ですが、ここで両替手数料が発生してしまい、残念ながらSBI証券内の手数料はあまり安くありません。

 

前半で書いた、住信SBIネット銀行では、4銭で米ドルに両替できましたが、SBI証券では、25銭とられます。要は6倍以上の手数料がかかってしまうのです。

例えば1万ドルを両替すると、

住信SBIネット銀行での手数料は400円でしたが、

SBI証券では、2500円かかってしまうのです。

もったいないです。

ですので、最も手数料を払わないためには、

  1. 住信SBIネット銀行で米ドルに両替して、外貨普通預金口座に入れておく
  2. その米ドルをSBI証券の口座に移動させる

こうすれば、両替や振込の手数料を最小化できるのです。

 

 

その方法を解説しましょう。

上図も右側の下の方に、「外貨入出金サービス」があると思うので、クリックします。

そうすると、このサービスを説明するページを見ることができます。そこに書いてあるように、

住信SBIネット銀行から、外貨をこのサービスでSBI証券に入金する場合、手数料は無料になります。さらに、瞬時に入金が完了し、すぐに外国株式の外貨による買い付けをすることが可能になります。

 

為替レートの良いときに、住信SBIネット銀行の4銭の手数料で、米ドルに両替しておき、外国株式売買が必要になったら、この外貨入出金サービスを使って、無料でSBI証券の口座に入金することができるわけだ。

 

 

 

 

このページの「入金サービスの詳細はこちら」をクリックすると、さらに詳細情報を確認でき、詳細な利用方法も解説されています。

その指示に従って、住信SBIネット銀行の外貨普通預金口座からの外貨の入金を進めてください。

この手順が終われば、SBI証券の自分の外貨口座に買付余力として反映されるはずです。

 

ポイント整理

このように、住信SBIネット銀行、SBI証券を使えば(両方に口座を開設すれば)、わずか4銭/米ドルの手数料だけで、円から米ドルへの両替→SBI証券への入金 ができてしまうのである。

SBI証券の中で円から米ドルへ両替するよりも、他の銀行で両替した外貨をSBI証券に入金するよりも、はるかに安くできるのである。

これで、米ドルで直接米国株や米国ETFを購入する準備は完了した。

SBI証券では、米国市場が開場している時間帯(それ以外でも)にリアルタイムでの取引も可能だ。ほぼほぼ、日本で日本株を売買しているのと変わらない(詳細には、差異がるので、SBI証券のサイトで確認しても頂きたい)

 

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でも、株式投資は自己責任で無理のないお金でやりましょう!

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