フィリピンへの半移住の計画は、遅々としながらも、着実に前進しているのである。
妻の母国であるフィリピンで、今後の人生の時間を過ごして行きたいと考えているのだ。できれば、日本とフィリピンの拠点を行き来しながら、それぞれの国と文化を楽しめる時間を過ごしていきたいのである。
なぜ、そのようなフィリピンでの半移住を目指すのか？だが、
- 残りの人生の時間で、何かの繰り返しではなく、より多くの新しい経験と体験を味わいたい、知りたい。
- ドイツから帰国後10年以上経ち、日本に飽きてきた。刺激と成長への欲がない日本の状態が面白くない。
- どうしても自分で商売をしてみたいが、日本よりフィリピンの方が可能性が大きく刺激的
- 若干日本よりまだ物価が安く、生活コストを下げることができる
- 何と言っても、妻の母国なのでいろいろ安心
- これまで何度も滞在しているが、お国柄が肌に合う。何事にも否定的であり悲観的である日本より、アホの様な楽観的でいい加減なフィリピンの方が生きていて楽。
- これから成長する可能性を秘めた途上国の方が刺激的で面白い
とかであろうか・・・・
これまで何度も記事にしてきたが、早期退職後からフィリピンの生活拠点づくりを進めている。とにもかくにも、住む場所と収入源の確保が一番大事である。フィリピンでいろいろ活動するにしても、ホテル住まいとかでは落ち着かない。どうしても、生活・活動の拠点となる安定した場所が必要である。
ということで、コンドミニアム、いわゆる分譲マンションを2件購入したのである。
1件は賃貸投資目的のもので、アジア最大のモールであるMall of Asiaのあるベイエリア（カジノ地区）にある物件だ。すでに、賃貸稼働中である。
もう1件は、住居用に、空港からも近く、BGCと呼ばれる商業発展著しいグローバルシティにほど近い場所にある物件も購入した。いずれも、30平米ほどの小さい物件であるが、夫婦二人住まいにはまあ十分である。
一括で購入したのは1軒のみで、もう一方はローンである。基本的には家賃収入をローンに回して支払っていく計画である。
家賃収入だけでは生活が回らない。そして、死ぬまでにどうしても自分で商売をしてみたいということもあって、商売の拠点を作っているのである。写真はその拠点の工事の様子だが、御覧のようにまだまだ全然建設中である。
この点において、本当にコロナ騒動は予想もしていなかった出来事である。昨年春から、建設作業は半年以上完全に止まってしまった。昨年暮れからなんとか再開できる状況になったが、それでも進みは遅く苦労しているのである。
この建物は、フィリピンでの商売の拠点となる事務所と、日本食レストランにする予定である。この状況で飲食業を立ち上げるのは厳しい面もあるが、なんとかうまく経済回復の波に乗って立ち上げることができればと思って準備しているのである。大きな儲けはなくても、継続的にファミリービジネスとして、妻とそのファミリーでこれからも生きて行く糧になるような商売にできればと、妻への遺産相続のつもりで長い目で考えているのである。
前置きが長くなってしまったが、そういう状況の中、いよいよ本格的にフィリピンでの活動を増やそうと考えている。
最大の目的は、上記の商売拠点の建築の加速である。現地の業者と顔を突き合わせて、尻を叩かないと、どうもフィリピン業者はちゃんと動きそうもない。建築も山場を迎えていくので、現地に滞在してしっかりチェックしたいのだ。
さらには、今回、フィリピン滞在中に、結婚ビザ（移民ビザ）を取得したいと考えている。
通常であれば、短期観光ならビザは不要だし、妻と一緒に入国するのであれば、1年間の滞在がビザなしで許可される制度もあって、ビザの必要性はあまり感じなかった。
しかし、このコロナ渦の状況で、何度となく様々な形での入国規制が実施されており、その環境下でフィリピンに入国しようとすると、どうしてもビザが必要になってくる。観光ビザは、1回限りのもので、フィリピンに行く度に観光ビザを取得するのは手間だし、手数料もばかにならない。
今後の事も考えると、早めに永住ビザを取っておいた方がよさそうだ。
ということで、今回、また夫婦でフィリピンに行くことになった。
つい先日までは、外国人は一切の入国が不可能であったが、やっと規制が緩和されて、一部の外国人が入国できるようになった。自分も、妻と一緒に入国するのであれば、短期観光ビザがあれば入国可能になったのである。このような際に、永住ビザがあれば、いちいち短期観光ビザを取得する必要がなくなるのである。しばらくは、日本との行き来が発生するので、今回永住ビザを取得しようと決心したのである。
永住ビザ取得には、現地に滞在してエージェントに頼んで手続きしてもらう予定だ。だいたい5万円ぐらいの費用がかかり、取得までに2か月ほど必要とのこと。その間、フィリピンに滞在しなければならない。10万円の特急コースなら1ヵ月で取得可能だそうだ。
今回はそのために、約2か月間、フィリピンに滞在することにしたのである。
突然決めたので、準備が大変である。
長期滞在で、どう不自由なく過ごすのか？
このあたりについて、今回は準備編として、記録に残していくのである。
続く