昨日まで、1週間ほどまたフィリピンに行ってきたのだ。
今回の目的は、妻の妹のベビーシャワーに参加することと、もちろんコンドミニアム購入の手続きのためだ。
少しづつフィリピンに慣れてきていることもあり、また今回は田舎に行かずにずっとマニラ近辺に居たので、より多くの知識を得ることができた。いろいろ報告していきたい。
ベビーシャワーとは何なのか?
パーティでの妻と、妻の妹のツーショット写真だ。
妹は25歳。フィリピン人はまだ若い歳から多くの子供を作る人が多いようだ。
ショッピングセンター、街中のファストフード店など、いたるところで多くの子供をみかける。平日昼間でもそうだ。
ベビーシャワーというのは、米国発祥のパーティで、これから生まれてくる赤ちゃんと妊婦さんを主役に、友人・家族でお祝いする事のようだ。シャワーというのは、シャワーから降り注ぐような愛情でお祝いする・・・という意味だ。
まだ日本ではあまり知られていないと思うが、ハロウィーンと同様に日本で流行るとロクな事にならないので、どうか知られないままでいて欲しいのである。
実際、今回も、大勢の家族・親族と、友人たちが集まって、ゲームをしたり、お酒を飲んだり、お祝いの言葉を伝えたり、大変楽しいものだった。
場所は、妹の住まいのあるコンドミニアムの共用スペースであるイベントホールのような場所を借りて、パーティーの飾りつけや、食事などは専門のサービスを頼んだ。パーティー好きのフィリピンでは、比較的安く、そのようなケータリングサービス(食事)や、パーティ用の椅子・テーブル貸し出しサービスなどを利用できる。
このコンドミニアムには、大きなイベントスペースが2つあり、安く借りれるとのこと。日本のマンションにも集会所のようなものはあると思うが、同じような目的だろう。ちょっと広さの規模は違いそうだが。
イメージ的には、日本の披露宴だ。芸達者な人が多いフィリピン人は、あまり恥ずかしがる事なく、写真のように子供でも平気で人前で「熱唱」する。しかし、歌い終わっても誰も拍手などしない。聞いてないのだろうか・・・?
ちなみに、午後2時開始予定、実際の開始は3時、終了したのは夜の10時。
会場を10時までしか借りてないので、その時間に終了したが、そうでなければ、延々と深夜まで飲み・歌い・踊り続けるのがフィリピンスタイルだ。そのエネルギーには、とてもついて行けないのである。
このパーティへの参加を主な目的として今回のフィリピン視察旅行は始まったのである。
マニラ空港到着
今回も羽田からマニラへ、フィリピン航空で飛んだ。約4時間のフライトである。
フィリピンは本当に近い。羽田から、成田から、ANA/JAL/Cebu Pacific/PALなど、多くの便が出ている。今回は、PAL(フィリピンエアー)で、一人往復46000円程度であった。夫婦二人で行くので、退職金節約生活的には、かなり大きな出費ではあるが、まあ、人として生きて行く中の必要経費であり、問題ではない。
近いから飛行機代も安いし、現地の物価もまだそれほど高くない。どうしてもっと、日本人がフィリピンを観光先にしてくれないのか、ちょっと不思議である。
やはり、国全体のイメージが悪く、また、観光先としての選択肢に上りもしないのであろう。
確かに、ちょっと前は危険な場所も多くあったが、この数年で大きく変化している。人は親切でやさしいし、英語もほぼ通じる。反日でもないし。韓国や香港に行くより、よっぼど安全で楽しいと思うのだが。
とはいえ、ゴチャゴチャ感は、半端ない。
上の写真は、空港の出口を出たばかりの所で、タクシーや迎えの車を待っている光景だ。もう、ぐっちゃぐちゃ(笑)。
いわゆるタクシー、流行りのGrab(アプリ配車)、バス、個人の車、これらが入り乱れている感じだ。今回は、迎えてくれる人がいなかったので、ここからタクシーを拾って妹の住むコンドミニアムに行くのだ。
タクシーに乗って、コンドミニアムに向かう道も、もうぐっちゃぐちゃ。街の急速な発展にともない、車の渋滞がさらに悪化している。道路整備のための工事もそれに拍車をかけている。
運転マナーもめちゃめちゃで、普通の日本人はとてもじゃないけど運転できないレベルだろう。街の道路には、さらに、格安の乗り合いバス的なジープ、バイクにサイドカーをつけたトライスクル、そして最近は、人と料理を運ぶGrabサービスのスクーターが激増中だ。
これら各種多様な乗り物が道路に入り乱れており、さらにぐちゃぐちゃ度を激増させているのである。
日本では、ウーバーという会社が有名だが、フィリピンではGrab(グラブ)というのがメジャーだ。
車を使ったいわゆるタクシーもあれば、前述のスクーターで一人だけを運ぶサービス、料理を店から配達するサービスがある。
日本でも料理配達はUber Eatsが増えているが、こちらではGrab Foodサービスである。
緑のシャツを着ているのが配達員だが、店の中に多く見ることができる。
日本のUber Eatsでは、お客から注文が入ると、システム上で料理店と配達員に連絡が入る。配達員が料理店に着く頃には料理が準備されており、それをさっとピックアップして配達を開始できることができるのだが・・
こちらでは、配達員が直接、料理店のカウンターで注文している。先ほどの写真は、注文して料理が出来上がるのを待っている配達員がカウンターで時間潰しをしている状況だったのであろう。
やはりまだ、店に、注文の情報が入るような環境・設備(投資できる店)はないのであろう。配達員の持つスマホのアプリに届け先と注文する料理の情報が送れれば、あとは配達員が頑張るという方がシンプルではある。もちろん注文から受け取りまでの時間はかかってしまうが、フィリピン人はあまり気にしない。時間厳守に対する感覚は、日本人とは180度異なると思ってよい。格段におおらかなのである。
写真は、ちょうど、Chowkingというロードサイドのファストフードチェーン店である。JollyBeeと同じく、日本人にはあまり馴染みのない店が結構多いのだ。
このChowkingにしろ、かなり美味しい。
このシュウマイと焼きめしが最高なのである。
前から好きなのはJollibeeだ。
フィリピン人は米が基本だ。あのマクドナルドですら、お米が出てくるのである。
天下のマクドナルドより、このJollibeeの方がはるかに人気だ。正直、決して抜群に美味しいわけではない。写真のハンバーグ的なものも、肉汁じゅうじゅう的ではない。いわゆるジャンクなのだが、病みつきになるのだ。フィリピンに行ったら、是非、決して期待せずに、試してみてほしいのである。
値段が安いのもありがたい。写真のようなセットで、200円とかだ。日本のマクドでセットを食べる値段に比べたら馬鹿安である。これも人気の理由であろう。
フィリピンで泊まる
もちろんホテルなどもあるが、街中のいたるところに、APAホテルのように小奇麗なホテルがあるわけではない。特にマニラ、マカティ都市部はそうだ。セブなどの観光地に行けば普通に観光ホテルが多くある。
空港横のマリオットなどに泊まっても不便なので、妹の住むコンドミニアムの1部屋を借りてもらうことにした。要は、投資用に複数の部屋を所有しているオーナーが、このような短期滞在用に貸し出しをしているのである。
場所は、以前の記事でも紹介したが、マニラ空港から右上に赤丸で囲んだGrace Residencesというコンドミニアムである。ちょうど空港と、最近では発展著しいBGC地区の間であり、どちらに行くにもアクセスが良い。
1Fのロビーだ。一般のマンション(コンドミニアム)だが、1Fに受付的なカウンターがある。入退出する人を厳しくチェックするのは、フィリピンのコンドミニアムでは基本だ。
コンドミニアムの敷地の入り口にもゲートがあり、そこでも出入りする車を厳しくチェックしている。それを、コンドミニアム毎に備えているのだから、やはりフィリピンでの安全コストは高い。
写真はゲートを敷地内から写したものだ。ゲートの先の左手には、ちょっとしたショッピングモールがあり、レストラン、コインランドリー、コンビニ、銀行など日常生活はこのモールで足りてしまう。
そのちょっと先には、スタバがある。
写真右手は、現在は空き地であり、すでに新しい City Hall(市庁舎)の建設が始まっていた(下の写真)。このあたりは、さらに賑やかになるであろう。
敷地内のプールで、滞在者はいつでも無料で利用できる。ジムも同様だ。このコンドミニアムには、このようなプールが、敷地内に3つほどある。1年中泳げるフィリピンならではの共有設備ともいえる。
部屋からの眺めはこんな感じだ。左の近くに見えるビル群がBGC(グローバルシティ)地区である。手前には、まだまだ古いがちゃがちゃな街並みが目に入る。繁栄と貧困のコントラストはきつい。
オーナーが、部屋をこのように短期滞在(観光客など)に貸し出しているケースも多いようで、普通のホテルのように、多くの人がスーツケースを抱えて出入りしている。
大家族のフィリピンでは、親族で集まる時なども、同じコンドミニアムに部屋を借りて泊まらせるニーズも多いようで、いわゆるAirBnBのような旅行者向けサービスだけでなく、Facbookのコミュニティー内で貸し出しするケースも多い。ホテルのように高額での貸し出しはできない。やはり1泊2000~3000円程度というのがせいぜいだ。儲かるものではない。
以前の記事にも書いたが、このコンドミニアムの1室を購入することにしたのである。前回のフィリピン訪問時に予約金をはらい、その後、現地エージェントと購入の手続きを進めていたのだ。
さて、そのあたりのゴタゴタと、今回の訪問でどこまで手続きが進んだのか、それは次の記事に続くことにするのである。少しお待ちください。