海外移住 フィリピンからこんにちは 3回目

 

フィリピン滞在4日目の朝である。

フィリピンからおはようございます。

昨日は朝から晩まで大忙しの1日であった。購入した荷物の配送や設置、商売関連の打ち合わせなどなど、帰宅したのは夜の12時を過ぎてしまっていたのだ。

 

部屋にはソファーやテーブル、クローゼットが配送された。インターネットの工事も完了して、部屋では高速なネットが使えるようになり、やっと部屋で快適に過ごせるようになった。

これまでは座れる場所や机がなかったので、ブログを書くにも一苦労であった。

ちなみに、インターネットは、最大25Mbpsの契約で月4000円弱と、結構な値段がする。フィリピンでも、テクノロジーの値段は日本ともはや変わらない。

写真の壁の奥の部屋が寝室となるが、まだベッドフレームが来ていない。貸し出せるようになるまでは、ベッド完成、換気扇設置などがまだ必要だが、あともう少しの所まできたのである。帰国する際には、貸出可能状態にして帰れそうである。

 

商売ミーティングでマニラに行く

おさらいであるが、今これを書いている自宅があるのが、右下の赤丸の場所。空港から東に車で15分ぐらいの場所である。

そのすぐ上にあるのが、青い丸で囲んだグローバルシティ地区。BGC地区とも呼ばれるが、巨大モールや高層タワービルが立ち並ぶ新しい街である。

その左上にある茶色の丸の場所が、マカティだ。ここにはリトル東京という日本人街もあるし、企業も多く進出している。商社や銀行など大企業の駐在員も多い。BGC地区程ではないが、近代化が進んでいる。

その左、緑の丸の場所が、ベイエリア、IR地区である。ここにコンドミニアムを1部屋買って、中国人に貸し出しているのは以前の記事で書いたとおりである。

今回、ターゲットにするのは、その上にある、オレンジの丸で囲んだマラテという町だ。基本的には首都マニラの南部にある、大繁華街地区である。

日本大使館やアメリカ大使館も近い。さらにちょっと南に下ると、IR地区につながる。

 

これまでメインに活動していたマカティやBGC、ベイエリアの近代化された都市と異なり、マニラのマラテは、まだまだ昔の風情を残す混沌とした街である。上の写真は、その一部の景色ととらえたものだが、写真のイメージより、実際はもっと大きな繁華街だ。

繁華街というのは、すなわち、小さい多数のレストラン、カラオケ、クラブが立ち並び、夜になると大勢の人が通りを行きかう場所という意味である。

大きなビルやモールとかではない。

横浜で言えば、福富町、野毛であり、決してみなとみらい地区ではない。横浜たとえで申し訳ないが、ベイエリアはみなとみらい、マカティは関内、マラテが福富町だ。

昔から続く巨大な繁華街ということもあり、町のごちゃごちゃ感や、危険度はかなりのものだ。フィリピン人の妻も、そこを歩くときは注意しているというほどだ。スリやホールドアップもよく起きるという。

ストリートチルドレンも以前より少なくなったようだが、まだまだ多い。日本人などみると取り囲まれれてしまう。小銭などあげようものなら、さらならる大群が押し寄せてくる。悪質な場合には、そこで携帯や財布などをスラれてしまうのだ。油断のならない場所である。

ちょっと危なげだが、フィリピンパブ、カラオケ(お持ち帰り可能)、売春婦などもより取り見取りな、刺激的な場所でもあるのだ。そういう場所には、人もお金も集まってくる。

 

日本食レストランで舌鼓を打つ

 

 

この町でNo.1のグレードの日本食レストランがTanabeさんだ。そこに商売仲間と偵察に行ってきた。

この界隈には、大小の日本食レストランがあるが、その中でもトップクラスで、長く続いている。

寿司も御覧のとおりで、日本と比べても遜色ない。

マグロの中トロも良い感じだ。

すき焼きを頼むと、写真のように別テーブルで調理してくれて持ってきてくれる。肉は米国のもので和牛ではないが、それでも柔らかく、臭みもなく、厳選されている感じだ。

若干甘味は抑えられている感じだが、完全においしいすき焼きになっているのだ。

その他、食事物からおつまみまで、なんでもある。メニューが電話帳のようだ。

 

マラテで商売プロジェクト

この場所、マラテで、日本食レストランを開店しようというのが、今回のプロジェクトだ。上のたなべさんからは1ブロックぐらい離れた場所。たなべさんとは競合せず、ちょっとその下の価格クラスだが、大衆店ではない・・・・とういうポジショニングが狙いだ。

あるツテで、この地区に、店舗の出物があるのをキャッチしたのがきっかけだ。

早速、その場所を見に行ってきたが、1年ほどは放置されていたとのことで、もう廃墟に近い状態である。

レストランを始めるには、大幅な内装リフォームが必要になる。

現在はビールの倉庫として使われている。

キッチンもボロボロで全交換が必要だ。写真で見るより、実物はさらに廃墟感が高い。

フロアはさらに2階もあり、かなり広い店だ。1階はカウンターとテーブル席、2階は個室席という感じになる予定である。

今後はリフォーム業者数社との打ち合わせ、見積もりなどを進めていく予定だ。この界隈でこの大きさの店舗をゲットできるのはチャンスではあるのだが、その分改装費用も嵩むわけで、この改装費用がプロジェクト継続可能かの大きな判断ポイントになりそうだ。

現在の店舗入り口の状況だ。シャッター4枚分が通りに面している。ここも全部改装が必要だ。

改装費用がOKとなれば、改装を進めながら、2階のテラス部分に事務所をまず作り、そこで改装中に並行して開店準備(メニュー作りや店員募集など)を進めていく段取りとなる。

プロジェクトが本格的に始まれば、やるべき事、解決すべき問題は山のように出てくるであろう。大変な仕事になりそうである。

出資者は自分を入れて3名(すべて日本人)。そのうち1名は出資のみで、1名は日本でフィリピンパブやレストランを経営している飲食業の熟練者。自分は修行のポジションだ。

この3名以外では、日本人で、日本食レストランで板前をしているシェフを1名確保(雇用)してあり、上記の熟練者とこのシェフが実質的に店舗準備の中心である。

店舗の運営・経営は、この出資者3名と日本人シェフが行うことになるが、フィリピンのこの地区で商売を始めるのは、それですんなり簡単に始められるものではない。現地フィリピン人を含めて、多くの人が絡んでくる。このあたりの大変さは、また追々紹介していこう。

さて、到着後3日間は終日働きっぱなしだったが、今日はちょっとゆっくりできる日。コンドミニアムのプールで少し体を動かして、午後にはまたBGC地区で日本食レストラン調査でもしましょうか。今週末は、フィリピンは連休である。日本でいうお盆で、みな帰省して先祖の霊を迎える。仕事関連はまったく進まないので、週明けまでのんびりできそうだ。

 

続く

 

     
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