退職金節約生活では、いかに退職金を減らさずに、生きていくかの方法を模索しているのだが、一方で、投資によってもらった退職金を増やすことも考えたいのだ。それが、「節約投資生活」だ。
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ソーシャルレンディング投資して退職金を増やそう:節約投資生活
ということだ。しかし、こんな定義はどうでもいい。
何に投資して退職金を増やすのか?
その投資をいろいろ考えているのだ。
最近は金の投資が盛り上がっているようだ。
こんなニュースを読んだ。
金の販売量は前年比4割増し
引用~金が売れている。販売量は前年を4割も上回り、窓口は満席。「守りの資産」とされる金の人気は国際情勢や老後への不安の表れだ~引用終わり。
最近の日経平均も年末の下落から随分戻してきている。米国株も調子が良い。ここから株式投資なのかなぁ?
不動産投資もにぎやかだ。都内の新築マンションの価格は高止まり状態のようだ。アパート経営などの不動産投資も随分はやっている。
世界経済もIoTだAIだ自動運転だ電気自動車だと、新たな技術革新を背景に絶好調だ。
こんな中、
今年これから新たに投資する物がない!
退職金を増やそうと思っても、すでに投資対象のものが高くなってしまっており、これ以上さらに高くなるのかを考えると、どうしても乗り気にならない。
ビットコイン系は随分暴落したが、以前お小遣い程度で手を出して痛い目にあったし、あまりにハイリスクだ。
投資の基本は、安くなった時に買う。安く買って、高く売る。米粒弱小素人個人投資家にはこれぐらいしかできない。
どうしたら安くなってくれるのか?
定期的にくる株価暴落、不況の波
歴史を振り返ると、いろいろ調子がよくなってくると、どこかに無理が生じ、ひずみが生じ、それが破綻して株価暴落、企業破綻、経済破綻となり大不況が発生する。
ちょっと借りてきたグラフだが、定期的に大きな暴落が発生しているのがわかる。
- 1990年台のバブル崩壊、ブラックマンデー
- 2000年のITバブル崩壊
- 直近で記憶に新しい2008年のリーマンショック
これだけではないが、やはり8年~10年程度の間隔でなんらかの破綻(経済の歪の解放)が発生しているのが、最近の経済の歴史なのだ。
この破綻が発生すると、株価は暴落し、金の価格、住宅や土地の価格、企業の収益、世界経済など、み~んな影響を受ける。価格下落がさらなる売りを呼び、歯止めが利かなくなり、さらなる価格下落を招く。
安全資産と言われている金でさえ、リーマンショック発生直後に暴落している。株価はもちろんだ。不動産価格下落は、むしろリーマンショックの引き金となったほどだ。
そう、経済破綻が来た時こそ、安く買うチャンスなのだ。事実、これらの暴落や経済危機は、その後数年かけて回復し、マクロ的には世の中は発展しているのだ。
だから、世の中が暴落と破綻で全員が途方に暮れている時こそ、買い場なのである!そして、黙って10年寝かせる。
早期退職者が不況になって困ること
何が困るんだろう?
現役世代であれば、会社の景気が悪くなって、給料が下がったり、職を失ったりするのは心配だろう。しかし、早期退職者はもうすでに職を失っている。
国全体の経済力もなくなるので、社会サービスや健康保険や公的年金のレベルが下がるかもしれない。これによる早期退職者への影響は、ちょっと自分にはわからない。
物価はどうだろうか? デフレになるのかインフレになるのか。経済学を修めていないので、詳細には語れないが、やはり景気が悪くなると、モノの値段は下がりそうだが。そうなれば、すでに退職金を手中にしている早期退職者には助かる。インフレになると、もらった退職金の価値は相対的に下がってしまうが、まさにその逆だ。
まったくの素人考えだが、そのような破綻や不況がもうすぐ来ると仮定すると、近々退職金を現金で持っており、何にもまだ投資していない早期退職者は、「最強」なのではないだろうか?
その時を待って、一気に買いあさるのである。
経済破綻・大不況はいつくるのか?
先ほどのグラフのところで、だいたい8年から10年周期でリセットのための破綻や暴落が起きると書いた。歴史上の事実だ。
前回の破綻はリーマンショック。2008年だ。もうすでに10年以上を経過していることになる。戦後最長の好景気の継続と言われるのは、このためか。
ということは、そろそろ、歴史的には起きるころということか。地震に例えるのは不謹慎かもしれないが、科学的にはやはりマントルに蓄積された歪が一気に解放される時に日本では大地震が起きることはよく言われている。それと似ている構図なのかもしれない。
この歴史的な観測と、最近の世界状況や日本の状況を見てみると、
- オリンピック後の不景気突入は多くの人が認めるリスク。オリンピックに向けての仕事や求人がなくなるのだから、あるいみ不景気になって当然
- 中国経済の失速や、米中貿易問題はまだ予断を許さない。中国は怖い。
- 日本の少子化、都市集中化、都市部のマンション価格の高揚と供給過剰
- そもそも日本の企業に国際競争力なし。世界に誇るテクノロジーなし。
- AIって、なんかもうすぐ、またブーム去りそう。なんでもできるAI幻想の繰り返し
- 自動運転も思ったより難しい。加熱ブームは1回さめそう。だいたい無人の車が走っている世の中がそんなすぐに来るわけない。
- 朝から芸能ニュースばかり、人の失敗のあらさがしばかりの日本に未来はあるのか
- イギリスのEU脱退による大混乱、よくわからぬヨーロッパのもめごと
ちょっと調子にのって、関係ないことまで書いてしまったが、特に中国を中心とした世界経済停滞と、日本のオリンピック終了のタイミングが重なり、そこに大きな不幸なイベントが重なれば、かなり大きな破綻、崩壊が起きるのではないだろうか。
このような悲観的な事を予想するがごとく言うのは良くないことだが、今後の節約投資生活の方針は以下のとおりだ。
2020年、オリンピック終了までは、元本保証の確実な投資または預金で現金を確保
銀行を分散して、銀行破綻にも備えておくこと
一部は念のために、金現物資産を購入(10%程度)
とにかく現金を握りしめて、暴落・破綻を待つ
暴落したら、全力で不動産と日経インデックス投信を買いまくる!
早期退職の同志の方、今年退職予定の方、皆様の節約投資生活の戦略はどうされますか?